2023.2.28

写真が伝える躍動感とその記憶。Bunkamura ザ・ミュージアムが「平間至展 写真のうた -PHOTO SONGS-」を渋谷で開催へ

「NO MUSIC, NO LIFE.」をはじめとした「音楽が聴こえてくるような躍動感のあるポートレート」で、それまでにない新しいスタイルを打ち出した写真家・平間至。その個展「平間至展 写真のうた -PHOTO SONGS-」が東京・渋谷のヒカリエホール ホールBで開催される。

平間至《忌野清志郎》「NO MUSIC, NO LIFE.」 2008年 6〜7月 ©Itaru Hirama
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 タワーレコードのキャンペーン「NO MUSIC, NO LIFE.」をはじめ数多くのアーティストを撮影し、「音楽が聴こえてくるような躍動感のあるポートレート」で、写真における新たなスタイルを打ち出した写真家・平間至(1963~)。その個展「平間至展 写真のうた -PHOTO SONGS-」が東京・渋谷のヒカリエホール ホールBで開催される。本展は、4月10日からBunkamuraが休館(オーチャードホールを除く)するのに伴うもので、Bunkamura ザ・ミュージアムが企画するもの。会期は7月8日~8月23日。

 平間は、2020年に写真家としての活動30周年を迎えた。本展は「写真と音楽」をテーマに、その初期作品から「NO MUSIC, NO LIFE.」やCDジャケットのために撮影された膨大なアーティストのポートレート群など、200点を超える作品を⼀堂に展示するものだ。

 ほかにも、平間がライフワークとして撮影を続けている舞踊家・田中泯の「場踊り」シリーズや、「家族の記憶を紡ぐ場」としての写真の役割を再認識する作品群なども紹介。2022年に京都と六本木で開催された展覧会に新作を追加・再構成するかたちでの開催となる。