2025年に開催される大阪・関西万博に向け、「art stage OSAKA 2023」(9月1日〜3日)と「artKYOTO 2023」(10月8日、9日)の2つのアートイベントが同時期に開催される。
これらのイベントは大阪・関西を拠点に国内外へとアートの魅力発信を行うことを目的としたものだ。また、インバウンド観光客やWeb3コミュニティの誘客を積極的に実施。大阪・関西のアート市場を活性化するとともに、従来のアートシーンの枠組みを越えた、いままでにない国際的なイベントとして発展することを目指すという。
昨年初開催となった「art stage OSAKA」の今年のテーマは「アジアのアートの未来を予測する」だ。2025年の大阪・関西万博に向けた関西圏におけるアート市場の活性化やアーティスト・文化人材の育成を含めた文化芸術振興、地域経済の活性に寄与していくことを目的としている。アジアのアーティストとのコラボレーション、デジタル技術をメディウムとしたアート作品などを通じて、アジアのアートの「いま」を体感できるとともに、その「未来」を予測する多彩なプログラムが展開される。
2019年に初開催された「artKYOTO」は、世界遺産・二条城を舞台に国内外のギャラリー・美術商が厳選するアート作品を展示・販売するアートフェア。今年は国内のギャラリーのみならず、日本インドネシア国交樹立65周年を記念し、インドネシア人アーティストの招聘も予定されている。また、インバウンド観光客の誘客向上にも取り組み、1000年を超えて日本の都であった京都から世界へ向け、アートの可能性を発信するという。