
札幌国際芸術祭2020、テーマは「Of Roots and Clouds: ここで生きようとする」
2020年12月19日より58日間にわたり、第3回となる「札幌国際芸術祭」が開催される。テーマとなる「Of Roots and Clouds: ここで生きようとする」が意味するものとは何か? 注目すべきポイントをピックアップする。

2020年12月19日より58日間にわたり、第3回となる「札幌国際芸術祭」が開催される。テーマとなる「Of Roots and Clouds: ここで生きようとする」が意味するものとは何か? 注目すべきポイントをピックアップする。

失われたフィルム映画のタイトルをモチーフとしたシリーズを手がける平川祐樹。本展ではフランス映画を対象としたシリーズ第5作目を発表。真っ黒なスクリーンに次々と現れるのは64本の映画の原題であり、展示室にはそれを読み上げる声だけが響く。この作品に潜む言葉の虚構性の問題を中心に、アーティストの大岩雄典が考察する。

風、布、呼吸が与える身体感覚における触覚性を、デジタル・テクノロジーを用いたインスタレーションによって表現するヴィンセント・ライタス。駒込倉庫(東京)の空間全体を使った本個展で試みたこととは?

NIKEやユニクロ、IKEAなど数多くのグローバルブランドとのコラボレーションを行い、イラストレーターやキャラクターデザイナーとして広く知られるジェームス・ジャービス。現在、渋谷のNANZUKAで開催中の個展「Throw-ups」では、様々なメディアを用いた新作を披露している。会期は8月24日まで。

3年1度に開催される日本最大規模の国際芸術祭「瀬戸内国際芸術祭」。7月19日から、芸術祭の夏会期が始まる。夏の新作のなかから、いくつかの作品をピックアップして常設作品とともに、レポートで紹介する。

家具から大規模な建築まで、多彩な作品で20世紀デザインを牽引した女性建築家でありデザイナーのシャルロット・ペリアン。その没後20周年を記念し、フランス・パリのフォンダシオン ルイ•ヴィトンで回顧展が開催される。会期は10月2日〜2020年2月24日。

東京・五反田のゲンロン カオス*ラウンジ 五反田アトリエで、「ceramic scramble」展が開催。20名以上のアーティストが陶芸に挑戦する本展は、カオス*ラウンジ主宰の藤城嘘と若手陶芸家・宮下サトシの共同企画によるもの。会期は7月25日〜8月7日。

20世紀前半、パリに集まった芸術家たちのなかでも、ひときわ自身の作風を極め、成功を収めた画家・キスリング。日本では12年ぶりとなる回顧展「キスリングーエコール・ド・パリの煌き」が、徳川家康生誕の地・愛知県岡崎市の岡崎市美術博物館に巡回中だ。会期は7月27日〜9月16日。

今年5月より開催されている、愛媛県東部に位置する新居浜市、西条市、四国中央市を舞台としたアートフェスティバル「えひめさんさん物語」。5月、7月、8月、9月、10月、11月を6つの物語に見立てる同フェスティバルの「第3話」として「水の都の夏まつり」が8月3日よりスタートする。

軽井沢にあるセゾン現代美術館では、小野耕石と門田光雅の2人展「The ENGINE 遊動される脳ミソ」を開催中。充実したコレクションや広大な庭園など見どころの多い美術館で、作品を堪能してほしい。会期は4月20日~9月1日。

Googleが提供しているアートに特化したアプリケーション「Google Arts & Culture」に「The Art of Color」が登場。クリムトやゴッホ、ロスコらの作品が色別に展示されている様子をARで見ることができる。

作品・作家・美術館に焦点を当て、芸術文化に関する第一線の知を紹介する美術講座を実施してきた岡山県倉敷市の大原美術館。第45回目を迎える今回は「今もまた歴史の中にー1951年からの美術館づくり」と題して、戦後日本における美術館の胎動期をたどりながら、これからの美術館について洞察を深めていく。

東京・広尾の山種美術館が、広尾開館10周年を記念して、近代日本画を代表する4名の画家にフォーカスする展覧会「大観・春草・玉堂・龍子 ―日本画のパイオニア―」を開催する。会期は8月31日~10月27日。

イギリスを代表するバンド「The Cure」の写真展が、東京・南青山のアニエスベー ギャラリー ブティックで開催される。作品はすべてフランス人写真家、リチャード・ベリアが撮影。会期は7月25日〜9月8日。

この夏、南フランスのモンペリエで、美術理論家のニコラ・ブリオー率いる文化政策「Montpellier Contemporain」(モンペリエ・コンタンポラン、通称「MO.CO.」)が本格始動した。世界の現代美術コレクションと協同する展覧会スペースも有するこの政策が目指す、新たな「アートのエコシステム」とは何か? こけら落とし展となった「石川コレクション展」の様子とともにレポートする。

現在放送中のNHK連続テレビ小説『なつぞら』の舞台となった北海道・十勝で、大地と格闘しながら作品を生み出し続けた画家・神田日勝。その回顧展「神田日勝 大地への筆触」が、東京ステーションギャラリーを皮切りに神田日勝記念美術館、北海道立近代美術館で開催される。東京展の会期は2020年4月18日〜6月28日。

2019年6月、興味深い書籍が刊行された。『シェアする美術 森美術館のSNSマーケティング戦略』(翔泳社)は、SNS全盛の現代における美術館のデジタルマーケティング戦略を説くものだ。同書を執筆した森美術館広報・プロモーション担当の洞田貫晋一朗に、本書執筆の背景や、これからの美術館SNS戦略のあるべき姿について話を聞いた。

東京都墨田区の4坪一間の空間にアートコンプレックス「文華連邦」が誕生する。オープニング記念展「Good Morning Japan-おはようにっぽん」の会期は7月27日〜28日 、8月3日〜4日。

別府の地域性を活かしたアートプロジェクトを実現する個展形式の芸術祭「in BEPPU」。4回目を迎える今年は、新聞紙とガムテープを用いた作品を手がけるアーティスト・関口光太郎に決定した。会期は9月21日~11月10日。

舞台芸術と写真・映像メディアを用いて制作するアーティスト・三野新率いる演劇コレクティブ「ニカサン」。その新作公演「うまく落ちる練習」が、東京・天王洲のANOMALYで開催される。日程は8月2日〜4日。