ハワイと日本人移民の歴史をたどる。「ハワイ:日本人移民の150年と憧れの島のなりたち」が国立歴史民俗博物館で開催

常夏の島々・ハワイ。年間100万人以上の日本人が訪れるこの地の歴史を、日本人移民などに焦点を当てて振り返る企画展示「ハワイ:日本人移民の150年と憧れの島のなりたち」が国立歴史民俗博物館で開催される。会期は10月29日~12月26日。

 

モイリリマーケット(モイリリ地区) 1938年6月18日 提供=Hawaii Times Photo Archives Foundation

 いまなお観光地として人気が高く、日本との縁も深い太平洋の島々・ハワイ。その成り立ちを国内外の歴史資料から読み解く企画展示「ハワイ:日本人移民の150年と憧れの島のなりたち」が国立歴史民俗博物館で開催される。会期は10月29日~12月26日。

ハワイ併合時のイオラニ宮殿 1898年8月12日 ハワイ州立文書館蔵

 本展は、ポリネシア人の移住とハワイ王国建国からはじまり、バブル期以降日本で海外旅行が大衆化し、人気の観光地となるまでの歴史をたどるもの。なかでも日本人をはじめとする移民の歴史や太平洋戦争の影響は、多文化の衝突と共生、エスニックマイノリティ、国家や戦争の意義など、根源的で普遍的な問いを投げかける。

ワイアケア日本語小学校 1903-04年頃 JICA横浜 海外移住資料館蔵(大槻幸之助資料)

 会場には、日本人や日系人のハワイでの生活が垣間見えるような資料なども展示。エピローグでは、ハワイと日本の歴史を語り継ぐ建築や記念碑などが紹介される。

マキキ聖城キリスト教会(オアフ島ホノルル) 2018年11月 撮影=原山浩介

編集部

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