
岡崎乾二郎から現代アートチーム・目まで、2月のレビューをプレイバック
美術手帖では、批評家や学芸員らによる展覧会レビューを毎月掲載。そのなかから、2月に公開された全5本をお届けする。各レビューの詳細はリンクから全文をチェックしてほしい。

美術手帖では、批評家や学芸員らによる展覧会レビューを毎月掲載。そのなかから、2月に公開された全5本をお届けする。各レビューの詳細はリンクから全文をチェックしてほしい。

写真家・鈴木親の個展「東京の日常の断片」が、東京・天王洲のKOSAKU KANECHIKAで開催される。会期は3月7日〜4月11日。

新型コロナウイルスの影響によるイベントの中止・延期が相次ぐ状況のなかで、映像作家の佐々木友輔とアーティスト・荒木悠の企画によるオンライン映像祭「Films From Nowhere」が開催される。会期は3月9日〜29日。

スマートフォンやパソコンで、いつでも見たい動画コンテンツを視聴できるストリーミングサービス。今回はNetflixから、アーティストのドキュメンタリーやアートワールドで繰り広げられるサスペンスなど、アートを題材にした映画を紹介する。Netflixオリジナルコンテンツ以外は配信期限があるため、気になる作品は早めにチェックしてほしい。

ネットアートを軸足に、メディア・アートの領域を牽引してきたアートユニットのエキソニモ。その全国初となる大規模な回顧展が、東京都写真美術館で開催される。会期は8月18日〜10月11日。

半世紀以上ものあいだ第一線で活動し、東京という都市をとらえ続けてきた写真家・森山大道。その最近作を中心とした大規模個展「森山大道の東京 ongoing」が、東京都写真美術館で開催される。会期は6月2日〜9月22日。

日常をゲーム的に撮影した風景や映像を「ヴィデオゲームの視点」を出発点として生み出す海野林太郎。現実とゲームの世界の臨界点を探りながら、この世の多層性と複雑さを浮き彫りにするような作品群をTOKAS本郷にて発表した。同個展について、ゲーム研究における論点を軸に自らの理論や作品を展開する、アーティストの大岩雄典がレビューする。

広島県は、2020年9月12日〜11月15日に開催される広島県初の大規模芸術祭「ひろしまトリエンナーレ2020 in BINGO」に対し、出品作の展示可否を検討する委員会を設置する方針を県が示した。芸術祭の「表現の自由」を揺るがしかねないこの方針。美術手帖では、アーティスト・柳幸典とジャーナリストであいちトリエンナーレ2019芸術監督・津田大介にコメントを求めた。

東京都写真美術館で、メルボルン大学教授のナタリー・キングを共同キュレーターとして迎えた展覧会「リバーシブルな未来 日本・オーストラリアの現代写真」が開催される。本展には両国の写真・映像表現が集結。会期は5月19日〜7月19日。

第6回
アートの世界でもっとも世間をにぎわせるニュースのひとつに、オークション関連の話題がある。時にオークションの落札結果は、アーティストや作品の価値を測るひとつの指標としても重要視される。このオークションシステムがじつは複雑な仕組みで成り立っていることをご存知だろうか? 「Art Law」を業務分野として掲げる日本で数少ない弁護士のひとり、木村剛大が法的な視点も交えて解説する。

アート・バーゼルとUBSが、2019年の世界美術品市場を分析するレポート「The Art Basel and UBS Global Art Market Report 2020」を発表した。市場規模は前年比5パーセント減で641億ドル(約6兆7500億円)と推定している。

新型コロナウイルスの影響で一時休館したパリのルーヴル美術館やイタリアの博物館・美術館が、続々と再開した。拡散を防ぐための措置も実施されている。

『美術手帖』2020年4月号は「表現の自由」特集。芸術祭の一部展示中止や、文化庁の補助金不交付といった介入問題を引き起こした、あいちトリエンナーレ2019。この事件のプロセスで、アートと表現をめぐって、どんな問題が噴出したのかを明らかにするとともに、再び同じことが繰り返されないために、規制を回避するためのアイデアと方法を紹介する。

『美術手帖』 2020年4月号の特集は「『表現の自由』とは何か?」。本誌編集長・望月かおるによる「Editor’s note」です。

今年5月23日〜11月29日に開催が予定されていた「ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展2020」が、開幕を8月29日に延期した。

東京・京橋のアーティゾン美術館で、オルセー美術館・オランジュリー美術館との共同企画による「クロード・モネー風景への問いかけ」展が開催。本展では62点のモネ作品のほか、同時代の画家の作品や写真、浮世絵など約140点でモネの風景画の革新性に迫る。会期は7月11日〜10月25日。

沖縄県立博物館・美術館で、沖縄出身のアーティスト4名によるグループ展が開催された。それぞれの問題意識で同地をまなざす作品を通じて、歴史と現代のとらえ方を浮かび上がらせた本展を、東京都写真美術館学芸員の伊藤貴弘が論じる。

第21回
アーティストのミヤギフトシによるレビュー連載。第21回のテーマは、イタリアで考えた、イタリア語での執筆も行うアメリカの小説家ジュンパ・ラヒリの作品について。自身の作品のためリサーチしていた天正遣欧少年使節のエピソードを重ねながら、「変身」をキーワードに読み解く。

草間彌生の60年代のヨーロッパでの活動と、当時のアーティスト・ネットワーク「ゼロ」との関係性に着目した展覧会「ZERO IS INFINITY 『ゼロ』と草間彌生」が開幕。本展は草間彌生美術館で初のグループ展となる。会期は3月5日〜5月31日。なお本展は、新型コロナウイルスの影響により草間彌生美術館が休館となるため、3月9日~5月6日のあいだは中断となる。来館を検討する際には留意したい。

新型コロナウイルスの影響で、「アート・バーゼル香港2020」などアジアのアートフェアが次々と開催中止になった。感染の拡大に対し、東アジア圏以外のアートフェアはどう対応するのか? 状況をまとめてお届けする。