スポーツとアートのつながりをいかに創造的にとらえるか。T-HOUSE New Balanceが提示する可能性

アスリートの動きの美しさをアートととらえることは可能だが、より概念的に、競技そのものとアートの接点/境界に迫れるのではないか。また、アスリートの動きに創造性を読み取ることができるのではないか。「T-HOUSE New Balance」を会場に、美術評論家・中尾拓哉のキュレーションで開催中の「ANOTHER DIAGRAM(別のダイアグラム)」展(〜5月30日)を取材した。

NEWS / PROMOTION

ルーベンスによる貴重な肖像画がサザビーズ・ニューヨークに出品。予想落札価格は約27億〜40億円

ルーベンスの肖像画において被写体が古典的な装いで描かれた貴重な作品のひとつである《マルス神としての男(Man as the God Mars)》(1620頃)が、5月にサザビーズ・ニューヨークのオークションに出品される。予想落札価格は2000万〜3000万ドル(約26億5000万〜39億7600万円)。

NEWS / MARKET

PREMIUM

ドイツの首都で《ビルケナウ》を展示する意義とは何か。リヒター寄贈の100作品がベルリンで一挙公開

ゲルハルト・リヒターがベルリンに約100点の作品を寄贈。60年に及ぶ創作活動、多岐にわたる手法を網羅する作品群を一挙公開する展覧会がスタートし、話題を集めている。建設工事が進む新たな20世紀美術館には、20世紀を代表する作家としてリヒターの特別室を予定しているという。 「ベルリンのための100作品」キュレーターに話を聞いた。

NEWS / REPORT

PREMIUM

第5回

セザンヌの名作はここにある。国内美術館で見られる代表作をピックアップ

国内の美術館には世界に誇る西洋絵画の巨匠の名作が多く収蔵されている。そんな名作の数々を画家のエピソードとともに紹介。訪問の参考にしてもらいたい。今回はポスト印象派の画家であり、20世紀美術に多大な影響を与えたポール・セザンヌを取り上げよう。なお、紹介されている作品がつねに見られるわけではないことは留意されたい。

日本の写真はいかに「前衛」を受け継いできたのか。千葉市美で瀧口修造、阿部展也、大辻清司、牛腸茂雄の足跡をたどる展覧会

千葉市美術館で瀧口修造、阿部展也、大辻清司、牛腸茂雄が「前衛」写真をいかに引き継いできたのかをたどる展覧会「『前衛』写真の精神:なんでもないものの変容 瀧口修造・阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄」が開幕した。会場の様子をレポートする。

NEWS / REPORT

第5回

坂本龍一、李禹煥に出会う──解体から沈黙へ

坂本龍一が敬愛し、最後のアルバムとなった『12』のジャケットを手掛けたアーティスト、李禹煥。このふたりの実質的な交流の期間は数年間であるが、約半世紀にわたりその思想や作品で通底し合っていたようにも見える。​​年齢や出自が違う彼らをつなぐものとは何か? 本記事は、『12』を紐解くためのコラムの第二弾で、シリーズの最終回。