11回目の開催を迎える「KYOTOGRAPHIE 2023」がビジュアルを一新。新たな参加アーティストも発表

今年の4月に11回目の開催が予定されている「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2023」。その新たなビジュアルと追加アーティストの情報が発表された。

デザイン=RAS inc. ポスタービジュアル=山内悠 © Yu Yamauchi

 今回11回目の開催となる「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2023」(4月15日〜5月14日)。その新たな全体ビジュアルと追加アーティストの情報が発表された。

 11回目の節目に行われた全体ビジュアルの一新は、創設期にグラフィックデザインを手がけた山田浩之率いるRAS inc. が担当。今回のテーマである「BORDER」に基づいたコンセプトで、新たなアイデンティティを制作・展開することでKYOTOGRAPHIEのもつ精神性やメッセージ性をより強く打ち出すことを目的としている。メインビジュアルには参加アーティストのひとり、山内悠の作品が選ばれた。

 また新たな参加アーティストとして、スペイン出身で現在アメリカを活動拠点とするインマ・バレッロが発表。出展作品《Breaking Walls》は、伊藤佑 町家跡地にて展示される。

インマ・バレッロ Breaking Walls ©︎ Inma Barrero

 ほかにも、山内悠の出展作品「自然 JINEN」シリーズは誉田屋源兵衛 黒蔵に、ココ・カピタンによる「Ookini」シリーズは大西清右衞門美術館と東福寺塔頭 光明院を会場とすることが新たに決定した。

山内悠 表象 representation #07 from the series of 自然 JINEN  © Yu Yamauchi
ココ・カピタン 「Ookini」 © Coco Capitán

 なお、展覧会のほかにもトークイベントや参加アーティストによるワークショップ、キッズプログラムなど数多くのイベントが実施される予定だ。本写真祭に足を運ぶ際は様々な角度から写真に触れることをおすすめしたい。

編集部

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