貴重な個人コレクションでブリューゲル一族の系譜を辿る展覧会、札幌へ巡回。北海道では初公開となる作品も多数

ブリューゲル一族の画家たちが生み出した作品約100点を紹介する展覧会「ブリューゲル展 画家一族150年の系譜」が札幌芸術の森美術館で開催中。その多くが、通常見ることのできない貴重な個人コレクションのため、出展される作品のほとんどが北海道では初公開となる。会期は9月24日まで。

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秋吉風人が個展で新作を発表。社会のなかで人間が享受する自由とは、果たして本当の自由なのか?

美術家・秋吉風人の個展「We meet only to part」が、東京・東神田のTARO NASUで開催される。本展は、秋吉の7年にわたるベルリンでの個人的体験を暗示しながら、「個人と個人」「個人と社会」の関係性を見出した新シリーズで構成されるもの。会期は8月31日〜9月29日。

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森村泰昌がニューヨークで個展を開催。初の長編映像作品を公開するほか、会期中には最新パフォーマンスも

日本を代表する現代美術家・森村泰昌の個展「YASUMASA MORIMURA: EGO OBSCURA」が、ニューヨークのジャパン・ソサエティーで開催される。本展では、森村が西洋美術史の絵画や歴史上の人物に扮するセルフポートレートシリーズに加え、初の長編映像作品《Ego Symposion》もアメリカで初公開。会期中には、最新の劇場型パフォーマンス作品も行われるという。会期は2018年10月12日〜2019年1月13日。

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巨大な五右衛門風呂も登場。「CROSSROAD3 人間よ戦え、生活の場を確保せよ」展がART BASE 百島で開催へ

アーティストの榎忠(えのき・ちゅう)と柳幸典、建築業を行う職人集団「百島工房」がコラボレーション。昨年度より改修を進めてきた広島・百島(ももしま)内の空き家「乙 1731-GOEMON HOUSE」で展示を行う。特大の五右衛門風呂が公開される本展の会期は10月6日〜11月4日。

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今年のピカチュウはデジタル・テクノロジーとコラボレーション。「ピカチュウ大量発生チュウ!」が横浜でスタート

2014年からスタートし、いまや夏の風物詩となっているポケモンのイベント「ピカチュウ大量発生チュウ!」が今年もスタートした。5年目となる今回は、メディア・アートとのコラボレーションが見どころのひとつとなっている。会期は8月16日まで。

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ユニクロとボストン美術館がコラボレーション。KATAGAMIコレクションをUTとして発売

村上隆やKAWSなど、アーティストとのコラボレーションを次々に展開しているユニクロ。その次のコラボ先がアメリカを代表する美術館のひとつ、ボストン美術館が所蔵する型紙コレクションとなることが明らかになった。このコラボレーションはどのように実現し、何を意味するのか? ユニクロの担当者と、来日したボストン美術館副館長のキャサリン・ゲッチェルに話を聞いた。

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美術史、私、テクノロジーが 指さす景色。今津景インタビュー

インターネット上に点在する古今東西のイメージや身近なモチーフをコンピュータ上で構成し、その仮想世界をキャンバスに描き起こしてきた今津景。選ばれるモチーフのなかには、ドラクロワ、マネ、歌川広重などによる名画も含まれ、その思考と制作の根底には、脈々と続く美術の歴史が息づいている。山本現代で個展「Measuring Invisible Distance」を行った今津に、幼少期や作家としての現在、これからの話を聞いた。

INTERVIEW

日本のサウンド・アートの先駆者。鈴木昭男の初期から最新作までを一気にチェック

和歌山県立近代美術館と熊野古道なかへち美術館が協働し、サウンド・アーティストの鈴木昭男を2005年以来、13年ぶりに招聘。和歌山県立近代美術館では特集展示「鈴木昭男 音と場の探究」が開催されている。秋には、熊野古道なかへち美術館にて新作展「鈴木昭男 ― 内 在 ―」が開催される。会期は8月4日~10月21日(和歌山県立近代美術館)、10月6日~11月25日(熊野古道なかへち美術館)。

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高松次郎、ソル・ルウィット、アグネス・マーティンが追いかけた「線」の概念を見る。ユミコチバアソシエイツが「Between the Lines」を開催

東京・新宿のユミコチバアソシエイツで毎年開催されている高松次郎展。今年は展覧会タイトルを「Between the Lines」と題し、高松の「線」にまつわる作品シリーズを、ソル・ルウィット、アグネス・マーティンの作品とともに展示するという。会期は8月25日〜9月21日。

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バンコクの現状をアートで伝える。ワンタニー・シリパッタナーナンタクーンの個展を長谷川新がレビュー

タイ・バンコクにあるギャラリーVERで同地を拠点に活動するアーティスト、ワンタニー・シリパッタナーナンタクーンの個展「THE BROKEN LADDER」が行われた。タイの社会情勢を反映した作品を手がけるシリパッタナーナンタクーンが本展で主題としたのは家や土地。本展をインディペンデント・キュレーターの長谷川新がレビューする。

INSIGHT

藤田貴大がふたたび挑む、寺山修司の問題作『書を捨てよ町へ出よう』。新たな世界観で表す鬱屈した青春とは

鬱屈した青春を描いた寺山修司の問題作『書を捨てよ町へ出よう』が、ふたたび藤田貴大(マームとジプシー主宰)の演出によって上演される。本作が再演されるにあたって、主人公の「私」という難役に挑むのは、本作が初舞台となる注目の若手俳優・佐藤緋美。「私」と同じくして、現在18歳である佐藤がどのように「私」を演じるのか期待されている。上演期間は10月7日~21日。

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夏休みは美術館へ!動物たちから「びじゅチューン!」まで、注目の展覧会をピックアップ【大人も子供も楽しめる編(2)】

夏休みはアウトドアや芸術祭だけではなく、美術館へ展覧会を見に行くのも楽しみのひとつ。日本各地で開催されている展覧会のなかから、編集部が注目する展覧会を地域ごとに5つずつピックアップ!第5弾は子供も大人も一緒に楽しめる展覧会のなかでも、東京以外の展覧会に注目。

INSIGHT

「KAAT DANCE SERIES 2018」から注目プログラムをピックアップ。伊藤郁女・森山未來の初クリエーションや、バレエ・ロレーヌによるトリプルビルも

KAAT 神奈川芸術劇場で毎年開催されているダンス・フェスティバル「KAAT DANCE SERIES」。数々のプログラムの中から、伊藤郁女と森山未來のクリエーション『Is it worth to save us?』の世界初演と、バレエ・ロレーヌによるトリプルビル(=3つの演目を一晩に上演する公演)をピックアップ。その見どころをお届けする。

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アクションの先にあるものとは? 「第12回shiseido art egg」 宇多村英恵インタビュー

2006年にスタートした新進アーティストの活動を支援する公募展「shiseido art egg」(シセイドウ アートエッグ)。12回目の今年、選出された冨安由真、佐藤浩一、宇多村英恵の3名は資生堂ギャラリーで何を見せるのか。連続インタビューの最終回となる第3弾では、8月3日から個展が行われている宇多村英恵に話を聞いた。