落合陽一の4年間の活動を俯瞰。「未知への追憶」展が渋谷モディでスタート

メディア・アーティストとして活動する落合陽一の直近4年間の制作を俯瞰する個展「未知への追憶 ―イメージと物質||計算機と自然||質量への憧憬―」が、7月23日に渋谷モディ2階の特設会場で開幕した。約660平米を超える広大なスペースに、平面や立体など40点以上の作品が展示されている本展の見どころを、レポートでお届けする。

NEWS / REPORT

町田の新美術館・国際工芸美術館(仮称)の概要が判明。国際版画美術館や公園と一体のパークミュージアムに

東京・町田の町田市立国際版画美術館に隣接するかたちで、芹ヶ谷(せりがや)公園内での開館を目指してきた新美術館「国際工芸美術館(仮称)」。2019年度の開館を予定しながらも、財政上の理由によって開館が延期となり、計画の見直しが行われていた同館の新たな概要が発表。2024年度中のオープンを目指すこともわかった。

NEWS / HEADLINE

女性器が「選ばれない」世界で。小田原のどか評「遠藤麻衣×百瀬文 新水晶宮」

身体と演じること、眼差しと欲望、セクシャリティとジェンダーについて、多様な角度からアプローチを重ねてきたふたりのアーティスト、遠藤麻衣と百瀬文が、男と女、自然物と人工物などに二分されることのない、新たな性のあり方を探る展覧会「遠藤麻衣×百瀬文 新水晶宮」(TALION GALLERY)。本展を、依然として強い性差別やジェンダーギャップが残る世界の現状を踏まえ、小田原のどかがレビューする。

REVIEW

顔を覆わなければならないこの時代に。 中村佑子評 ツァイ・ミンリャン『あなたの顔』

ヴェネチア国際映画祭で審査員特別賞を受賞した『郊遊〈ピクニック〉』を最後に、商業映画から離れていたツァイ・ミンリャン。現在公開中の『あなたの顔』は、ツァイが5年ぶりに放った映画作品だ。13人の登場人物の「顔」が、極端なクローズアップと洗練されたライティングによって細部まで映し出される本作は、見る者にどのようなメッセージを届けるだろうか。映像作家の中村佑子がレビューする。

INSIGHT

人間による創造力の豊かさを探る。「あるがままのアート」展が東京藝術大学大学美術館で開幕

既存の美術や流行に影響されず、ひたすら自由に表現活動を行っているアーティストたちの作品を紹介する特別展「あるがままのアート −人知れず表現し続ける者たち−」が、7月23日に東京藝術大学大学美術館で開幕した。本展の見どころをレポートで紹介する。

NEWS / REPORT

上野の森美術館大賞展の収蔵作品でコロナ時代の日常を見つめる。「なんでもない日ばんざい!」が開催

1983年に制定され、これまでに38回の開催を経てきた公募展「上野の森美術館大賞展」。上野の森美術館に収蔵されたその受賞作のなかから、「なんでもない、どこにでもある日常」をテーマに、この時代だからこそ見てみたい作品をピックアップする「なんでもない日ばんざい!」が開幕した。会期は7月23日〜8月30日。

NEWS / REPORT

東京都美術館で「The UKIYO-E 2020 ─ 日本三大浮世絵コレクション」が開幕。珠玉の国内コレクションが一堂に

江戸時代の庶民に愛され、日本のみならず世界の美術史に大きな影響を与えた浮世絵。太田記念美術館、日本浮世絵博物館、平木浮世絵財団の浮世絵コレクションから選りすぐりの約450点を紹介する「The UKIYO-E 2020 ─ 日本三大浮世絵コレクション」が東京都美術館で開幕する。会期は前期が7月23日〜8月23日、後期が8月25日〜9月22日。

NEWS / REPORT