新型コロナウイルスの影響で2月末から休館に入り、6月1日に再開した東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHT。現在は「マル秘展 めったに見られないデザイナー達の原画」が、会期を延長して9月22日まで開催中だ。
そして次回の企画展「トランスレーションズ展 -『わかりあえなさ』をわかりあおう」の会期が、10月16日~2021年3月7日に決定。開館時間や入場方法は、状況を鑑みてウェブサイト上で随時発表される。
アートやデザインの領域をまたぎ、様々な表現媒体に携わる情報学研究者のドミニク・チェンをディレクターに迎える本展。「翻訳=トランスレーション」と呼ばれる行為をある種の「コミュニケーションのデザイン」とみなし、普段から何気なく使っている言葉の不思議さ、そこから生まれる「解釈」「誤解」の面白さを実感できる空間をつくり、互いの「わかりあえなさ」を受けいれあう可能性を提示する。
参加作家は市原えつこ、伊藤亜紗(東京工業大学)+林阿希子(NTT サービスエボリューション研究所)+渡邊淳司(NTT コミュニケーション科学基礎研究所)、Google Creative Lab、エラ・フランシス・サンダース、島影圭佑、清水淳子+鈴木悠平、Takram、長岡造形大学、永田康祐、noiz、長谷川愛、シュペラ・ピートリッチ、Ferment Media Research、タニア&ケン・フィンレイソン+Google Gboard team、本多達也、やんツー、ペイイン・リン、ティム・ローマス+萩原俊矢、和田夏実。
またオープンに先駆け、ドミニク・チェンの特別寄稿「わかりあえなさをつなぐこと」が、8月に同館のウェブサイト「DOCUMENTS」で公開予定。同館のInstagramアカウントも新たに開設され、今後は会場の様子や企画展の見どころを紹介するという。こちらもあわせてチェックしてほしい。