「第14回 shiseido art egg」、橋本晶子が大賞に決定。3時間にわたる審査で語られたこととは?

資生堂が新進アーティストの支援を目的に、毎年主催している公募展「shiseido art egg」。若手の登竜門として毎回注目を集める同賞の第14回目となる審査会が12月4日に行われ、入選者の西太志、橋本晶子、藤田クレアのうち、橋本が大賞の「shiseido art egg賞」に輝いた。審査員たちによる熱い議論が交わされた、審査会の模様をレポートでお届けする。

NEWS / PROMOTION

ビジュアルコミュニケーションは可能か? 構成主義のポスターを一堂に公開する展覧会が東京都庭園美術館で開催

1910〜20年代のヨーロッパで生じ、とくにビジュアルデザインの領域で特徴的な表現様式をもたらした「構成主義」。そのポスターを一堂に公開する展覧会「20世紀のポスター[図像と文字の風景]―ビジュアルコミュニケーションは可能か?」が、東京都庭園美術館で開催される。会期は2021年1月30日〜4月11日。

NEWS / EXHIBITION

大山エンリコイサムと哲学者の往復書簡から、岡﨑乾二郎の近作集まで。『美術手帖』12月号新着ブックリスト(2)

新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を取り上げる、雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナー。大山エンリコイサムと哲学者・粉川哲夫がコロナ禍で交わした往復書簡や、岡﨑乾二郎の近作集など、注目の新刊を3冊ずつ2回にわたり紹介する。

INSIGHT

第35回

櫛野展正連載「アウトサイドの隣人たち」:アートが「仕事」になる

ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第35回は、紙製のデコトラをつくり続ける伊藤輝政を取り上げる。

蘇った《太陽の塔》の半世紀を一望。「岡本太郎展 太陽の塔への道」が新潟県立万代島美術館で開催中

2018年に塔内の修復を終え、半世紀ぶりに蘇った《太陽の塔》を契機に、再び注目を集める岡本太郎の芸術。同作を軸として、岡本作品の本質を考える展覧会「岡本太郎展 太陽の塔への道」が、新潟県立万代島美術館で開催されている。会期は2021年3月7日まで。

NEWS / EXHIBITION

杉本博司のエッセイ集から「政治の展覧会」まで。『美術手帖』12月号新着ブックリスト(1)

新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を取り上げる、雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナー。「政治の展覧会」に本というかたちで取り組む1冊や、杉本博司によるエッセイ集など、注目の新刊を3冊ずつ2回にわたり紹介する。

INSIGHT

PREMIUM

第10回

「死」と「永遠」に向かい制作した大回顧展への思い。草間彌生インタビュー

雑誌『美術手帖』の貴重なバックナンバー記事を公開。12月公開分は「巨匠アーティストのことば」をテーマに、世界的に活躍する作家たちの歴代のインタビューや寄稿を一挙に振り返る。本記事では、2012年4月号「草間彌生」特集より、同年国立国際美術館で開催された「草間彌生 永遠の永遠の永遠」展にあわせて敢行された、草間のインタビューを掲載する。

SERIES / BT ARCHIVES

空山基とH・R・ギーガーが共演。「H.R.GIGER×SORAYAMA」展が渋谷パルコでスタート

映画『エイリアン』のクリーチャーデザイナーとして知られるハンス・リューディ・ギーガーと、「セクシーロボット」シリーズで知られる現代アーティスト・空山基のふたり展「H.R.GIGER×SORAYAMA」が、渋谷パルコ4階のPARCO MUSEUM TOKYOでスタート。その見どころをレポートでお届けする。

NEWS / REPORT

ミケーレ・デ・ルッキと建築スタジオAMDL CIRCLEによる展覧会、神戸で開催へ。リサーチプロジェクト「EARTH STATIONS」の全容を初紹介

デザイン・クリエイティブセンター神戸は、ミケーレ・デ・ルッキとその主宰建築スタジオAMDL CIRCLEによる リサーチプロジェクト「EARTH STATIONS」の全容を初めて紹介する展覧会「EARTH STATIONS by AMDL CIRCLE ミケーレ・デ・ルッキと未来を共有する建築」を開催すると発表した。会期は2021年2月20日~3月7日。(2021年1月22日追記:本展は2021年7月17日~8月9日に延期された)

NEWS / EXHIBITION

江戸東京博物館が所蔵資料を #あつまれどうぶつの森 で公開。「お正月」「江戸のスポーツ」をテーマに

クリスマスや正月を家でも楽しく過ごすためのコンテンツとして、江戸東京博物館が所蔵資料を「お正月」「江戸のスポーツ」といったテーマにNintendo Switchのゲームソフト「あつまれ どうぶつの森」で公開。葛飾北斎や歌川国芳などによる吉祥を呼ぶ作品をゲーム内で飾ってみたい。

NEWS / HEADLINE

アート業界のジェンダーアンバランスに対する応答。檜山真有評「カナリアがさえずりを止めるとき」

男性優位構造のアート界に横行するジェンダーアンバランスや相次ぐハラスメント。この状況に対し、岩崎貴宏企画のもと16組のアーティストが展覧会というかたちで声を上げた。「カナリアがさえずりを止めるとき」と題された本展を、キュレーターの檜山真有がレビューする。

REVIEW

タカノ綾の世界をアートラグで味わう。「PERROTIN 106」で開催中の作品展示をチェック

ペロタン東京が運営しているブックストア&イベントスペース「PERROTIN 106」で、イラストレーターやSF作家、マンガ家として国内外で活躍するタカノ綾の作品展示が開催。akaeditionsとのコラボレーションにより制作され、タカノ綾のペインティング作品のイメージが手縫いにより施されたアートラグシリーズが展示されている。会期は2021年1月23日まで。

NEWS / EXHIBITION

106人の女性作家を通して抽象表現への影響力を探る。ポンピドゥー・センターが「Elles font l'abstraction」展を開催へ

美術史において女性アーティストたちが抽象芸術の発展に果たした貢献に注目する展覧会「Elles font l'abstraction(彼女たちは抽象芸術をつくる)」が、パリのポンピドゥー・センターで開催。抽象表現主義やミニマリズムなど、106人の女性アーティストが1860年代〜1980年代のあいだに制作した500点以上の抽象芸術作品を展示する。会期は2021年5月5日〜8月23日。

NEWS / EXHIBITION