2021年1月22日追記:本展は2021年7月17日~8月9日に延期された
イタリアを代表する建築家ミケーレ・デ・ルッキと、その建築スタジオ「AMDL CIRCLES」による展覧会「EARTH STATIONS by AMDL CIRCLE ミケーレ・デ・ルッキと未来を共有する建築」が、2021年2月20日~3月7日の期間、デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)にて開催される。
ミケーレ・デ・ルッキは1951年イタリア・フェラーラ生まれ。デザイン・スタジオ「アルキミア」に参加し、その後80年代にデザインムーブメントを巻き起こしたデザイナー集団「メンフィス」のメインメンバーとして活動。建築家として、住宅から文化施設に至るまで、世界各国で様々なプロジェクトに携わるいっぽう、エルメスなどラグジュアリー・ブランドのプロダクトデザインなども手がける。1988年から2002年までオリベッティ社のデザイン・ディレクターを務め、00年にはそれまでの功績が認められ、イタリア共和国ウッフィチャーレ勲章を授与された。
また現在は、神戸のランドマークであった旧六甲山ホテルを「六甲山サイレンスリゾート」として再生するプロジェクトを主導している。
本展では、建築の進化する役割と象徴的な建物の必要性をめぐる考察から生まれた新しい建築のタイポロジー「EARTH STATIONS」を日本で初めて展示し、六甲山サイレンスリゾートや世界各地でのプロジェクトにつながる建築家の思想を模型や映像で紹介。
あわせて、ミケーレ・デ・ルッキがデザインした家具や照明などのプロダクト展示も行い、メンフィスから現在に至る建築家の思索をたどる。