
第2回
連載:庄司朝美「トビリシより愛を込めて」第2回「春の訪れ」
2月末から海外研修先として、黒海とカスピ海のあいだにある小国・ジョージアに滞在している画家の庄司朝美。渡航直前の2月24日、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が開始された。隣国ともいえるウクライナの情勢を身近に感じながら、独自の文化を育んできたジョージアの首都トビリシからお届けする連載。トビリシにもようやく春の気配が。

第2回
2月末から海外研修先として、黒海とカスピ海のあいだにある小国・ジョージアに滞在している画家の庄司朝美。渡航直前の2月24日、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が開始された。隣国ともいえるウクライナの情勢を身近に感じながら、独自の文化を育んできたジョージアの首都トビリシからお届けする連載。トビリシにもようやく春の気配が。

ミケランジェロやゴッホ、ピカソなどの美術品を収蔵しているヴァチカン市国が、そのコレクションをオンラインで公開するVRおよびNFTギャラリーを開設することを発表した。オープンは今年後半を予定している。

「アーティストの美学的・社会的役割を最大限発揮する」ことを目的とした新たなアート・インスティテューション、「Kyoto Interchange」の設立が発表された。

パンデミックによるおよそ1年間の延期を経て写真家・森山大道の「一つの回顧」展がサンパウロのモレイラ・サレス財団(IMS)で開催中だ。ラテンアメリカ初となったこのたびの森山大道の個展は、250点を超える写真作品とともに、複数の動画と多数の書籍の展示でその創作の軌跡を紹介する内容だ。その規模はこれまで日本国外で行われた個展のなかでも有数のもの。本展を企画したIMS現代写真キュレーターのチアゴ・ノゲイラに企画の経緯とその狙いについて尋ねた。

あらゆる局面にて、この世界の構造や存在の関係性の再考が求められ続けている。その回答のヒントとして挙げられる「身体性」について、ベルリンで開催されていた3つの展覧会から考えたい。

《太陽の塔》《明日の神話》といった作品で知られる芸術家・岡本太郎。40年の時を経て初の里帰りとなる《露店》を含む現存する初期作品4点すべてを展示する、史上最大スケールの展覧会「展覧会 岡本太郎」が大阪、東京、愛知を巡回する。

戦国時代から江戸時代にかけて独自の発展を遂げてきた「甲冑」。加賀藩前田家の歴史を持つ金沢を舞台に、現代に甲冑をアップデートする展覧会「甲冑の解剖術 ―意匠とエンジニアリングの美学」が金沢21世紀美術館でスタートした。その概要をレポートでお伝えする。

現代韓国を代表するアーティスト・デュオ、ムン・キョンウォン&チョン・ジュンホによる国内初の大規模個展「どこにもない場所のこと」が金沢21世紀美術館で開幕した。全シリーズの作品が一同に紹介される貴重な機会となった本展について、見どころをレポートする。

ペインター・山口幸士の新作個展「小さな光」が川崎市の某工場で開催されている。会期は5月4日まで。

2019年に東京・六本木の森美術館で個展を開催し、大きな話題を呼んだ塩田千春。その個展が、今年8月5日〜10月16日の会期で別府市中心市街地各所で開催される。

KAAT神奈川芸術劇場(以下KAAT)が2016年から毎年開催している、劇場空間と現代美術の融合による新しい表現を生み出す企画シリーズ「KAAT EXHIBITION」。その7回目として、鬼頭健吾による新作インスタレーション展示「Lines」が始まった。

沖縄の返還50年を記念し、700点を超える展示物で琉球の歴史と文化をひもとく特別展「琉球」が東京国立博物館で開幕した。そのハイライトをレポートする。

第66回岸田國士戯曲賞受賞を記念し、東京を拠点に活動する演劇集団・範宙遊泳が今年3月に公演した劇作『バナナの花は食べられる』が、5月15日までの期間限定でYouTubeで無料配信されている。

若手クリエイター支援を目的とする公益財団法人クマ財団が、ギャラリースペースを東京・六本木にオープンした。オープン記念展として「グループ展/はじまり」を2期に分けて開催しており、合計11名の若手クリエイターが紹介される。

京都市内にある任天堂旧本社社屋が、建築家・安藤忠雄設計監修の新建築と融合して新たにホテル「丸福樓」として生まれ変わった。

2000年に第1回が開催され、今年で8回目を迎える「越後妻有 大地の芸術祭 2022」がコロナ禍での1年延期を経てついにスタートした。広大な地域で開催される同芸術祭の、今回のために制作された新作の一部を紹介する。

全国の学生の作品を対象に、その創作活動の支援と日本の現代芸術の振興を目的とした国内最大級のアートアワード「CAF賞」。2022年度の作品募集が6月30日18時まで受付中だ。

2022年5月に開幕する展覧会のなかから、とくに注目したいものを編集部がピックアップしてお届けする。*最新情報は各館公式サイトをご確認ください。

2018年、香港人ギャラリストのサム&ティム・ユー兄弟によって東京・品川に設立された「JPSギャラリー東京」。今年3月、同ギャラリーがスペースを拡張し、原宿に新たな拠点をオープンした。これをきっかけに、ギャラリーディレクターのサムにインタビューを行った。

若手作家が次々と挑戦的な作品を発表してアートシーンが盛り上がった1980年代の関西。この時代に焦点を当てた展覧会「兵庫県立美術館開館20周年 関西の80年代」展が開催される。