若手クリエイター支援を目的とする公益財団法人クマ財団が、4月28日にギャラリースペース「クマ財団ギャラリー」を東京・六本木エリアに開設した。
「創造性が共鳴し合う、世の中に」をビジョンに掲げ、2016年3月に設立された同財団。これまで、25歳以下の学生クリエイターを対象とした「クリエイター奨学金」を公益事業の軸とし、奨学生の作品を一堂に紹介する展覧会「KUMA EXHIBITION」を毎年開催してきた。また、2021年からは卒業生を対象とした活動支援事業も行っており、クリエイター育英事業として公益事業の枠を広げている。
今回のギャラリーは新型コロナウィルスの影響を最小限にしながら、奨学生ならびに活動支援生の作品発表の機会を継続的に設けることを目的とするもの。文化とアートの中心地のひとつである六本木に年間を通じて、同財団が支援する若手クリエイターの発信の場を持つことで、 若い才能が持つ無限の可能性を社会とつなげていくことを目指している。
ギャラリーオープンを記念し、「グループ展/はじまり」をPart 1(〜5月8日)とPart 2(5月20日〜29日)に分けて開催。Part 1にはしろこまタオ、副島しのぶ、DAN NAKAMURA、Meta Flower、RYUNOSUKEOKAZAKI、Part 2には宇都宮琴音、岡ともみ、川端健太、土屋未沙、古舘壮真、Risako Nakamuraの合計11名が参加する。
国内外で活躍し、今後の活動が期待されるクマ財団が支援するクリエイター。ジャンルの枠を超えたクリエイティブシーンを集結したクマ財団ギャラリーで、新しい一歩を踏み出したそれぞれの若手クリエイターの新たなアプローチに注目したい。