
朽ちていく自然の姿に向き合い、その美しさを見出す。彫刻家・七搦綾乃の個展が金沢21世紀美術館で開催
山や森などの雄大な自然や、虹や霧などのはかなく消えていく自然現象をテーマとし、そこに独自の解釈や見立てを交えた作品を木彫で制作する七搦(ななからげ)綾乃。七搦の個展が、金沢21世紀美術館の若手作家を紹介する展覧会シリーズ「アペルト」にて開催される。会期は2018年4月28日〜9月24日。

山や森などの雄大な自然や、虹や霧などのはかなく消えていく自然現象をテーマとし、そこに独自の解釈や見立てを交えた作品を木彫で制作する七搦(ななからげ)綾乃。七搦の個展が、金沢21世紀美術館の若手作家を紹介する展覧会シリーズ「アペルト」にて開催される。会期は2018年4月28日〜9月24日。

「集え!英雄豪傑たち」展が横須賀美術館で開催される。数々の伝説や武勇伝を残した歴史上の人物に注目し、浮世絵や近代歴史画の名品を中心に、現代アーティストの作品も加えた約120点を展示。時代とともに、その意義や性格を変えていく様子を通覧できる。

身体性や女性性をテーマに映像インスタレーションなどを手がける稲垣智子の個展「デカルコマニー/Decalcomanie」が、The Third Gallery Aya(大阪)で開催された。作家自身の過去作品を引用しながら構成された本展を、関西を拠点とし、稲垣の展覧会で企画を担当したこともある若手美術批評家、高嶋慈が論じる。

2018年のゴールデンウィークが幕を開けた。そこで、各地で開催されている大型展覧会の中から編集部が注目している15の展覧会を3回に分けてピックアップ。第3弾は西日本編をお届けする。

いよいよ2018年のゴールデンウィークが幕を開けた。そこで旅行の計画に加えたい、各地で開催されている大型展覧会の中から編集部が注目する15の展覧会を3回に分けてピックアップ。第2弾は東日本編をお届けする。

大阪・西成区に古くからある町工場や商店などをリサーチし、約2年にわたるプロジェクトを行った青田真也の個展「よりそうかたち」。ものづくりに携わる人々や、その作業の痕跡、また使われる道具などを通して、作家は「もの」の価値をどのようにとらえなおし、社会へと接続するのか。

森ビルとチームラボが共同で運営する東京・お台場の「MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderless」。この開業日が2018年6月21日に決定し、これを前にプレス向け内覧会が行われた。

陶芸作家であり、草花・動物をモチーフとした図案が国内外で高い人気を誇る鹿児島睦(まこと)が道後温泉、銀座三越とコラボレーションしたゆかたを発表。道後温泉では旅館・ホテルでのレンタル、銀座三越ではポップアップショップでの販売がそれぞれ5月16日よりスタートする。 道後温泉と銀座の街から着想を得た図案を描き下ろしたというこのプロジェクト《道後温泉 × 銀座三越 × 鹿児島睦のゆかた》について、鹿児島に話を聞いた。

ニューヨーク近代美術館が、所蔵していた写真作品400点以上をクリスティーズで売却。そのセールが7月にオンラインで開催される。同セールは一連のMoMAセールの最後を飾るものとなる。

現代社会の事象の根源を過去に探り、未来の暗雲を予兆させる木版画を手がける風間サチコが新作を発表。4年にわたるリサーチを経て制作した、自己最大規模の作品を発表する。会期は4月28日~7月8日。

穏やかな色彩が折り重なる絵画。あるいは、食パンをキャンバスに、バターや食材が抽象的な画面をつくる作品など、多彩な手法を通して絵画の可能性を探求してきた益永梢子。作家が近年取り組む、アクリルボックスとキャンバスからなる作品を中心に構成された展覧会を美術批評家・沢山遼がレビューする。

いよいよ2018年のゴールデンウィークまでもう少し。そこで旅行の計画に加えたくなるような、各地で開催されている大型展覧会から、編集部が注目する15の展覧会を3回に分けてピックアップ。第1弾は首都圏編。

2017年、レオナルド・ダヴィンチの絵画《サルバトール・ムンディ》が美術作品として過去最高の落札額約4億5000万ドルを記録し、話題を呼んだアートマーケット。ここでまた新たな記録が生まれようとしている。

パリを拠点に世界各国で個展を行ってきたミルチャ・カントル。その日本初個展が銀座メゾンエルメス フォーラムで開幕した。本展では、「透明性」をキーワードに東京で制作された新作映像作品などを展示する。

全出品作がヌードで構成された「ヌード NUDE ―英国テート・コレクションより」が横浜美術館で開催中だ。開催前からロダンの大理石彫刻《接吻》が初来日するなど、話題を集めていた同展。一言で「ヌード」とはいえ、19世紀から現代まで多種多様な作品が集まる本展。担当学芸員の長谷川珠緒に開催に至った経緯からヌードの見方、そして意義などについて話を聞いた。

1999年の開館以来、清須市はるひ美術館が新たな才能を発掘・育成するべく、3年に一度開催している絵画の公募展「清須市はるひ絵画トリエンナーレ」。その第9回の受賞作が決定、入賞8点と入選20点を展示する展覧会が5月4日から7月1日まで同館で開催される。

十和田市現代美術館が開館10周年を記念して、アジアを代表するアーティスト、スゥ・ドーホーの個展を開催する。本展では、半透明の布を用いた彫刻シリーズの最新作を紹介。会期は2018年6月2日〜10月14日。

第6回
アーティスト・桑久保徹による連載の第6回。2018年1月、小山登美夫ギャラリー(東京)での個展で発表された「カレンダーシリーズ」は、桑久保が尊敬する画家の生涯をひとつのキャンバスに込めて描いたシリーズ。美術史の中にいる多くの作家から、桑久保の選んだピカソ、フェルメール、アンソール、セザンヌ、スーラ、ゴッホの6人を表現した。この連載では、その制作にいたった経緯や葛藤、各作家との対話で見えてきた感情、制作中のエピソードが織り込まれた個展のためのステートメントを、全8回にわたってお届けする。今回は、「六甲ミーツ・アート2016」のアトリエで対面したスーラのアトリエ、そしてグランド・ジャッド島の日曜の午後。

《冨嶽三十六景》と並んで、葛飾北斎の代表作として知られる『北斎漫画』。世界一の質と量を誇る浦上満の『北斎漫画』コレクションの中から約200点を紹介する展覧会が、うらわ美術館で開催されている。会期は2018年4月21日〜6月17日。

東京・六本木のサントリー美術館が「琉球 美の宝庫」展を開催。第二次世界大戦の戦禍をくぐりぬけ、現代に守り伝えられた琉球の至宝を紹介する。会期は2018年7月18日〜9月2日。