
東京都写真美術館で 「たのしむ、まなぶ」がテーマの コレクション展が開催
東京・恵比寿の東京都写真美術館で、60名の作家が出品するコレクション展が開催。会期は5月12日~8月5日

東京・恵比寿の東京都写真美術館で、60名の作家が出品するコレクション展が開催。会期は5月12日~8月5日

絵具を⽷のように垂らして重ね、ときにはそれらを⽣乾きのうちに吹き⾶ばす手法によって、緻密でしなやかな佇まいを持つ絵画を手がけてきた髙畠依子。これまでの手法に加え、水や重力の働きといった偶然性を取り⼊れた新作を発表した髙畠の個展を、美術批評家の沢山遼がレビューする。

専門教育を受けず、定年まで会社勤めを続けながら制作を続けた福岡出身の画家・江上茂雄の、東京では初となる個展が東京・武蔵野市立吉祥寺美術館で開催される。会期は2018年5月26日〜7月8日。

スマートフォンやパソコンで、いつでも見たい動画コンテンツを視聴できることから近年注目を集めるストリーミングサービス。今回はNetflix(ネットフリックス)から、おすすめのアートムービー5本を紹介する。中には配信期限つきの作品もあるため、気になるものは早めのチェックをおすすめしたい。

優れた映画の衣装デザインは、画面を華やかに彩るだけでなく、ときに登場人物の心の機微を代弁し、物語の核心を駆動させる。本年度アカデミー賞衣装デザイン賞を受賞した『ファントム・スレッド』は、まさにそんな雄弁で魅力的な衣装が次々と登場する、豪華で甘美な作品だ。ポール・トーマス・アンダーソン監督の最新作であり、オートクチュールのデザイナーとそのミューズの愛と駆け引きを描いた本作について、衣装デザインを手掛けたマーク・ブリッジズに聞いた。

日用品やインターネットの検索画面など、日常にありふれているものをモチーフに、絵画やオブジェを制作している末永史尚の個展「形づけ:form」が、2018年6月2日まで大阪・GALLERY ZEROで開催中だ。本展では「作品を取り巻く環境」に注目して作品を制作したという。

大正ロマンを代表する画家・竹久夢二の、過去最大規模の展覧会「千代田区×東京ステーションギャラリー 夢二繚乱」が、東京ステーションギャラリーで2018年5月19日から7月1日まで開催される。千代田区と同館が共催し、初公開を含む約500点の作品で夢二の全貌を紹介する本展の見どころをお届けする。

戦前から戦後にかけての美術動向に大きな影響を与えた阿部展也(あべ・のぶや、1913-71)の大規模な回顧展が、広島市現代美術館で開催されている。戦前の前衛写真の運動において重要な役割を果たしたほか、シュルレアリスム、アンフォルメル、幾何学的抽象など、時代を追うごとに画風の変転を遂げた阿部。その歩みを総覧する本展に、画家の諏訪敦が迫る。

友人や家族、自身が教える学生など、身近な人々と「小劇団」を疑似的に構成して作品を発表するフランスのリリー・レイノー=ドゥヴァールを招いた展覧会が、東京・ASAKUSAで開催される。会期は5月20日〜6月17日。本展はフランス・五月革命へのトリビュートイベント「第6回 哲学の夕べ —パリ五月革命をめぐって」の一環として企画されたもので、様々なイベントが予定されている。

今年3月に東京・表参道にオープンしたファションとアートのコンセプトショップ「カオス表参道」。ここで初となる展覧会「Do We Dream Under the Same Sky?(僕らは同じ空の下で夢を見るのだろうか?)」が開催。リクリット・ティラヴァーニャとトーマス・ヴーが参加する。会期は6月8日〜24日。

フランスに生まれ、現在はアテネを拠点に活動するアーティストのロマーン・カディロン。日本初となる個展「Dawn Chorus」が神宮前のGallery 38にて開催中だ。会期は5月17日から7月7日まで。

タカ・イシイギャラリー東京が、荒木経惟展「恋夢 愛無」を開催。6×7フィルムで撮影したモノクローム写真を中心に、99点の新作を公開する。会期は5月25日〜6月23日。

日本経済新聞社主催で2002年から創始された「東山魁夷記念 日経日本画大賞」の受賞作品展が東京・上野の森美術館で開催。今回は浅見貴子が大賞を受賞し、展覧会開幕に先駆けて2018年5月17日に授賞式が行われた。展覧会会期は5月18日から28日。

江戸時代中期、与謝蕪村とともに南画を大成させた池大雅(いけの・たいが)。京都に生まれ、日本各地を訪ね歩いた大雅の、初期から晩年にいたる代表作を一堂に集めた本展は、じつに85年ぶりの大回顧展だ。豊田市美術館学芸員の鈴木俊晴が、その今日的意義を問う。

故デイヴィッド・ロックフェラーとペギーよる美術品コレクションのオークションシリーズがクリスティーズですべて終了し、個人コレクションとして史上最高額となる落札総額8億3257万3469ドル(約907.5億円)、落札率100パーセントの快挙を達成した。これはチャリティ・オークションとしても史上最大規模となる(1ドル=109円換算)。

日本を代表する画家である千住博と、最新テクノロジーを用いた作品を発表するチームラボによるコラボレーション展覧会「堂島リバーフォーラム開館10周年特別企画 千住博 & チームラボ コラボレーション展『水』」が開催される。会期は2018年7月14日〜9月9日。

写真家・佐内正史が今年3月、6年ぶりとなる写真集『銀河』を発表。六本木アートナイトにあわせ、『銀河』にまつわる企画展示を青山ブックセンター六本木店にて開催する。会期は5月26日、27日。

インスタレーションを中心に制作する作家・小林耕平の個展「あくび・指南」が東京・天王洲の山本現代で開催中。本展では、東西に古くから伝わる古典落語や寓話などから着想を得たドローイングや、小林とデモンストレーターがそれらを鑑賞した際の対話の記録映像が発表されている。会期は5月26日まで。

ラグジュアリーブランドのルイ・ヴィトンが大阪の阪急うめだ本店9階で「TIME CAPSULE」と題した展覧会を開催することを発表した。会期は2018年7月14日〜8月1日。

京都市が制定した景観条例にもとづき、京都大学が撤去した立て看板(タテカン)。ネット上でも賛否を呼んでいるこのタテカンをテーマにした展覧会「Re/place」が、京都市立芸術大学内の芸大ギャラリーで開催される。会期は5月19日、20日の2日間のみ。