
「あいちトリエンナーレのあり方検証委員会」、8月16日に初会合開催へ。座長は国立国際美術館館長・山梨俊夫
大村秀章愛知県知事は13日、自身のTwitterを通じて「あいちトリエンナーレのあり方検証委員会」の初会合が8月16日となることを明らかにした。座長は国立国際美術館館長・山梨俊夫が務める。

大村秀章愛知県知事は13日、自身のTwitterを通じて「あいちトリエンナーレのあり方検証委員会」の初会合が8月16日となることを明らかにした。座長は国立国際美術館館長・山梨俊夫が務める。

宮城県石巻市を中心に開催されている「Reborn-Art Festival 2019」において、青葉市子の作品《時報》が展示見直しとなったことが発表された。住民からの違和感と不快感を示す声に対応したかたちだ。

「表現の不自由展・その後」実行委員会が13日付であいちトリエンナーレ推進室に展示再開の申し入れを提出したことを発表した。

オリンピック開催を来年に控え、画一化・均質化を目指し解体と開発が日々進行される東京。藪前知子がキュレーターを務めるプロジェクト「東京計画2019」では、5組のアーティストがそうした都市のあり方に対する諸問題に言及しつつ、別の可能性の提示を試みる。第2回となる本展は風間サチコ。第15回芸術評論において「風間サチコ論」で入選した井上幸治が、本展のねらいを読みとく。

あいちトリエンナーレ実行委員会が10日、大村秀章会長名義で「表現の不自由展・その後」実行委員会の公開質問状に対して回答したことを、「表現の不自由展・その後」実行委員会が明らかにした。

絵本『不思議の国のアリス』をはじめとする優雅な世界観で多くの人々を魅了してきた画家・金子國義。その回顧展が弥栄画廊 銀座店で開催される。会期は8月23日~9月8日。

バウハウスの開校100周年を記念する「バウハウス100ジャパンプロジェクト」の一環として、「きたれ、バウハウス」展が新潟市美術館で開催中(〜9月23日)。本展はその後西宮市大谷記念美術館、高松市美術館、静岡県立美術館、東京ステーションギャラリーに巡回する。

「山口小夜子×横須賀功光 コラボ展」が、東京・広尾のエモン・フォトギャラリーで開催される。本展は、ファッションを様々な角度から解釈した「ウェアリスト」の山口小夜子と、その世界観を支えた写真家・横須賀功光の共同作品を紹介するもの。会期は8月30日〜11月2日。

20年以上にわたって自宅の庭である「庭劇場」で首を吊るパフォーマンスを行い、昨年逝去した首くくり栲象。その姿を追う宮本隆司の写真・映像展示と、余越保子による映画の上映が、東京・六本木の小山登美夫ギャラリーで開催される。会期は8月27日〜31日。

世界複数の都市にスペースを持ち、アート界の主要プレーヤーであるメガギャラリー。その代表として、美術館と並ぶほどの影響力を持ち、拡張を続ける3つのギャラリー、ガゴシアン、ペース、ハウザー&ワースを紹介する。

アーティスト、そして教育者としても功績を残し、2015年にこの世を去ったジャン=リュック・ヴィルムート。その意志を継ぎ、様々なプログラムからなる展覧会「Espace de Réflexion―ジャン=リュック・ヴィルムートが伝えつづけた愛と学び―」がスパイラルガーデンで開催される。会期は8月17日〜25日。

パフォーマンス集団・ANTIBODIES Collectiveによる新作公演『エントロピーの楽園―第2章―』が、岡山・犬島全域を舞台に開催される。本公演は、島の各所で行われるパフォーマンスやインスタレーションの展示をめぐる自由回遊型の作品。会期は10月12日〜14日。

ベルリンを拠点に活動するアーティスト・手塚愛子の個展「Dear Oblivion —親愛なる忘却へ—」が、東京・青山のスパイラルガーデンで開催される。会期は9月4日〜18日。

今年10月より大規模回顧展が開催されるフィンセント・ファン・ゴッホ。その作品を収集し続けたコレクターの視点を通し、ゴッホの人物象と作品に迫るドキュメンタリー映画『ゴッホとヘレーネの森 クレラー=ミュラー美術館の至宝』が10月25日より、新宿武蔵野館ほか全国順次公開される。

神奈川・箱根町のポーラ美術館で、開館後初となる現代美術の展覧会「シンコペーション:世紀の巨匠たちと現代アート」が開幕した。本展では、カンディダ・ヘーファー、ヴォルフガング・ティルマンス、磯⾕博史、横溝静など国内外のアーティストと古典巨匠の作品の共演を見ることができる。

日本文化政策学会は9日、「あいちトリエンナーレ2019」において「表現の不自由展・その後」が展示中止となった件に対し、声明文を発表。「検閲」に対する批判とともに、今後の表現の場の萎縮について危惧を示した。

今週スタートした展覧会のなかから、とくに注目したい3つをピックアップしてお届けする。この機会をお見逃しなく。

美術作家/絵本作家として活動する趙里奈(ちょう・りな)の初個展「nursery」が、東京・恵比寿のPeopleで開催される。本展はPUGMENTによる企画展の第1弾。会期は8月16日〜9月15日。

原始生命体を思わせるモチーフで多様な作品を生み出す加藤泉。その個展「LIKE A ROLLING SNOWBALL」が、群馬・伊香保のハラ ミュージアム アークに次いで、東京・品川の原美術館でも開幕した。新作が並ぶ本展の見どころとは?

ICOM(アイコム/国際博物館会議)の京都大会を記念し、世界遺産・清水寺で展覧会「CONTACT つなぐ・むすぶ 日本と世界のアート展」が9月1日〜8日の8日間にわたって行われる。小説家・原田マハが監修する本展は、西洋近代絵画、現代美術、文学、マンガ、映画など、ジャンルを越えた作品が集結する、清水寺創建後1200年の歴史のなかで初の企画となる。9日、清水寺で行われた記者会見で全参加作家が発表された。