「あいちトリエンナーレのあり方検証委員会」、8月16日に初会合開催へ。座長は国立国際美術館館長・山梨俊夫

大村秀章愛知県知事は13日、自身のTwitterを通じて「あいちトリエンナーレのあり方検証委員会」の初会合が8月16日となることを明らかにした。座長は国立国際美術館館長・山梨俊夫が務める。

 

愛知芸術文化センター 出典:ウィキメディア・コモンズ

 あいちトリエンナーレ2019の「表現の不自由展・その後」が展示中止となった件を受け、愛知県は「あいちトリエンナーレのあり方検証委員会」を設置。初会合を8月16日に行う。

 大村秀章愛知県知事は13日に自身のTwitterを更新。このなかで「あいちトリエンナーレのあり方検証委員会」の初会合が8月16日に行われることを明らかにした。同委員会の設置期間は11月末までで、検証委員会は国立国際美術館館長・山梨俊夫(座長)、慶應義塾大学総合政策学部教授・上山信一(副座長)、アグロスパシア株式会社取締役兼編集長・岩渕潤子、国立美術館理事・太下義之、信州大学人文学部教授・金井直、京都大学大学院法学研究科教授・曽我部真裕の6名で構成される。

 大村知事によると、同委員会では関係者へのヒアリング等を実施。課題を整理するとともに、委員会としての報告書をまとめる予定であり、必要に応じて中間報告も行うという。

 また「表現の不自由展・その後」に関する企画、準備段階からの一連の経過を整理し、広く情報公開することも発表。「ヒアリング等を通じて、トリエンナーレ実行委員会、県庁等の関係団体における企画準備実行の体制に関する課題を抽出し、今後の類似のイベントの開催のやり方の改善策を提案して頂きます」としている。

 加えて、「公金を使った芸術作品の展示のあり方、あるいは芸術活動への公金を使った支援のあり方、危機管理体制のあり方、対外コミュニケーションのあり方等について、これまでに県民や有識者等から頂いた意見を広く整理、咀嚼したうえで県に対して提言して頂きます」とも述べている。

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