MAGAZINE

第69回

関東大震災絵図からリハビリとアート、村上由鶴のアートとフェミニズムを考える入門書まで。『美術手帖』2024年1月号ブックリスト

新着のアート本を紹介する『美術手帖』のBOOKコーナー。2024年1月号では、『関東大震災絵図 揺れたあの日のそれぞれの情景』から『障害の家と自由な身体 リハビリとアートを巡る7つの対話』、村上由鶴の『アートとフェミニズムは誰のもの?』まで、注目の8冊をお届けする。

SERIES / BOOK

PREMIUM

パール・ラム・ギャラリーズはなぜアートフェア東京に出展するのか? ディレクターに聞く

香港と上海にスペースを有するパール・ラム・ギャラリーズ(Pearl Lam Galleries)が、昨年に続いてアートフェア東京に出展する。アジアでも有数のギャラリーはなぜマーケットが小さな東京のフェアに参加するのか? ディレクターの寺島ゆりかに聞いた。

INTERVIEW

第68回

書評:モダニズム批評の呪縛を超えて。加治屋健司『絵画の解放 カラーフィールド絵画と20世紀アメリカ文化』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート本を紹介。2024年1月号は、加治屋健司『絵画の解放 カラーフィールド絵画と20世紀アメリカ文化』を取り上げる。「本邦初のカラーフィールド絵画の専門書であり、欧米の現代美術史を専門とする著者の長年の集大成である」本書には、どのような特徴そして功績が見受けられるのか。美術批評・中島水緖が書評する。

SERIES / BOOK

PREMIUM

大英博物館、盗難から戻った宝石を展示で名誉挽回

昨年8月に世界的に報道された、大英博物館での収蔵品盗難事件はいまだ記憶に新しい。現在もそれらを取り戻す作業が続けられている。運良く発見されて返還された収蔵品の一部である宝石を展示しながら、それらの歴史を紹介するエキシビション「リディスカバリング・ジェムズ」が同博物館で開催中だ。会期は6月15日まで。

NEWS / REPORT

第67回

書評:記述と観察が立ち上げる「庭のかたち」。山内朋樹『庭のかたちが生まれるとき 庭園の詩学と庭師の知恵』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート本を紹介。2024年1月号では、山内朋樹『庭のかたちが生まれるとき 庭園の詩学と庭師の知恵』を取り上げる。庭師でもある著書が「庭のかたち」の発生を追い、目に見えない作庭のプロセスを観察した本書を、美術批評家・沢山遼が書評する。

SERIES / BOOK

第23回

ミヤギフトシ連載23:大江健三郎『取り替え子(チェンジリング)』おかしな二人組の旅、その先へ

生まれ故郷である沖縄の政治的・社会的問題と、自身のセクシャリティーを交錯させながら、映像、写真などを組み合わせたインスタレーションによって詩的な物語を立ち上げるアートプロジェクト「American Boyfriend」を展開するアーティスト・ミヤギフトシによる連載。

SERIES / ミヤギフトシ連載

「記憶:リメンブランス─現代写真・映像の表現から」(東京都写真美術館)開幕レポート。写真・映像は、人々のどのような「記憶」をとらえてきたのか

写真や映像は、人々のどのような「記憶」をとらえようとしてきたのかについて考察する展示「記憶:リメンブランス─現代写真・映像の表現から」が東京都写真美術館でスタートした。会期は6月9日まで。

NEWS / REPORT