MAGAZINE

モノを基点に人以外のものの世界を問う。佐々木敦が見た、 小林耕平「あくび・指南」展

ものと、それを認識する人間という二元論的な関係性や、人間を中心とした世界観に揺らぎを与える小林耕平。ものと、ものの認識を巡る対話(映像)を組み合わせたインスタレーション展示は、従来の作品鑑賞という枠組みにも揺らぎを与えた。本展をアートにおける演劇性に着目する佐々木敦がレビューする。

REVIEW

「非日常」としての東京を描く。本山ゆかりがボルボ スタジオ 青山で「東京・占い・ジャーニー」開催。「TOKYO ARTRIP」とのコラボレーションも

美術手帖とVOLVOのコラボ—レションプロジェクト「美術手帖 ✕ VOLVO ART PROJECT」。この第5弾の詳細が発表された。今回は、アーティスト・本山ゆかりの展示に加え、ビジュアルガイドブック「TOKYO ARTRIP」とのコラボレーション・フリーペーパー『TOKYO ARTRIP by VOLVO』も配布される。会期は6月29日〜7月16日。

NEWS / EXHIBITION

新作はあの映画にトリビュート? 「セクシーロボット」で知られる 空山基が渋谷で個展を開催

東京・渋谷のNANZUKAが空山基の個展「Sorayama Explosion」を開催。本展では、ヒューマンスケールサイズの新作彫刻のほか、「セクシーロボット」シリーズの源泉のひとつであるフリッツ・ラング監督作品『メトロポリス』(1927)にトリビュートした新作絵画が発表される。会期は7月7日〜8月11日。

NEWS / EXHIBITION

写真家・宇田川直寛が 「パイプちゃん、人々ちゃん」展で 新作を発表。実態がわからないものから見えてくるものとは何か?

写真家・宇田川直寛の個展「パイプちゃん、人々ちゃん」が、東京・銀座のガーディアン・ガーデンで開催される。本展は、単管パイプを連結する行為を出発点とし、その行為に関わる人々との関係から生まれる規則性や正当性をテーマに展開していくというもの。会期は7月18日〜8月10日。

NEWS / EXHIBITION

建築のヒエラルキーを裏返し? トラフ建築設計事務所による 「インサイド・アウト」展で 今後の都市のあり方を考察する

2016年にTOTOギャラリー・間で開催され反響の大きかった鈴野浩一と禿真哉による建築家ユニット、「トラフ建築設計事務所」による展覧会「トラフ展 インサイド・アウト」の巡回展が、北九州市のTOTOミュージアムで開催される。会期は8月21日〜12月23日。

NEWS / EXHIBITION

「ケンポク」でアートに携わるということ。2名限定の「茨城県北地域おこし協力隊」が募集開始

2016年に22の国と地域から85組のアーティストが参加して行われた「KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭 」。延べ77万人以上(主催者発表)を動員し、新たなアートエリアとしての地位を確立しつつあるこの地域で、「茨城県北地域おこし協力隊」の募集が始まった。この地域滞在型のプログラムの魅力とは?

INSIGHT / PROMOTION

デジタルにはない新たな表現を。 印刷技術の限界を更新する 「GRAPHIC TRIAL 2018」に 宇野亞喜良らが参加

トップクリエイターと凸版印刷が協力し、新たな印刷表現を探る企画「GRAPHIC TRIAL」が開催される。13回目となる今年のテーマは「Passion」。つねに創作の源とされてきた「パッション」を、感性と技術に注ぎ込んだ作品群が展示される。参加作家は宇野亞喜良、サンティ・ロウラチャウィなど。会期は6月16日~9月17日。

NEWS / EXHIBITION

ミケランジェロの傑作彫刻、ついに初来日。「究極の理想の身体」に迫る展覧会、国立西洋美術館で開幕

初来日となるミケランジェロの大理石彫刻2点を中心に、古代ギリシャ・ローマとルネサンスで追求された「理想の身体表現」を紹介する展覧会「ミケランジェロと理想の身体展」が、東京・上野の国立西洋美術館にて6月19日に開幕。その見どころをお届けする。

NEWS / REPORT

池田亮司の作品をオールナイトで。 鮮烈な音と光が空間を満たす 「Ryoji Ikeda concert pieces」が 3日間にわたって開催

徹底した数学的精度・美学を通して音の本質と視覚化を追求、視覚メディアとサウンドメディアの領域を横断する電子音楽家、ビジュアル・アーティストの池田亮司。東京・表参道のスパイラルでは「Ryoji Ikeda concert pieces」として、これまでに発表したオーディオ・ビジュアル作品3作を7月27日〜29日の3日間にわたってオールナイト上演する。

NEWS / HEADLINE