デジタルにはない新たな表現を。
印刷技術の限界を更新する
「GRAPHIC TRIAL 2018」に
宇野亞喜良らが参加

トップクリエイターと凸版印刷が協力し、新たな印刷表現を探る企画「GRAPHIC TRIAL」が開催される。13回目となる今年のテーマは「Passion」。つねに創作の源とされてきた「パッション」を、感性と技術に注ぎ込んだ作品群が展示される。参加作家は宇野亞喜良、サンティ・ロウラチャウィなど。会期は6月16日~9月17日。

宇野亞喜良 GRAPHIC TRIAL 2018 -Passion-より

 トップクリエイターと凸版印刷が協力して印刷実験を繰り返し、新たな印刷表現を探る「GRAPHIC TRIAL」。毎年催される本企画は、様々なジャンルで活躍するクリエイターが究極の色再現や質感を追究した表現を、印刷技術の力によって最大限まで引き出し、紙と印刷が持つ表現の可能性を豊かに広げようと試みるもの。

 今年はより広い表現領域を目指し、様々なジャンルで活躍する作家たちが集結。イラストレーション界からは、その独自の世界観で半世紀以上にわたり人々を魅了し続けてきた宇野亞喜良、海外からは、タイ王室の関連事業からグローバルな企業広告まで幅広く手掛けるデザイナー、サンティ・ロウラチャウィ、広告業界からは、グラフィックから映像まで多岐で活躍する八木義博、凸版印刷からは、セールスプロモーションを主軸に活躍する若手、鈴木晴之が参加する。

 13回目の開催となる今年のテーマは「Passion」。本展は、愛、欲望、怒り、憎しみ、悲しみ、喜びなどの感情、あるいは物事に対する愛着や熱中など、つねに創作の源とされてきた「パッション」を、感性と技術に注ぎ込んだ作品群が紹介される。年齢も領域も視点もさまざまなクリエイターたちが挑む印刷表現に期待したい。

編集部

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