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アニッシュ・カプーアの 世界初公開作品を別府で体感する。 「in BEPPU」の続報が発表

大分県全域で10月6日〜11月25日に開催される国民文化祭及び全国障害者芸術・文化祭「おおいた大茶会」のメインのプロジェクトである「アニッシュ・カプーア in BEPPU」の続報が発表された。今回は世界初公開となるパビリオンをはじめ、日本未公開のカプーアの代表作などが展示される。

NEWS / HEADLINE

あなたが観たい作品はどれ? 東京国立博物館&凸版印刷、 VR作品の上演作品を投票で決定

東京・上野の東京国立博物館の東洋館内にある人気施設「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」。ここで過去に人気のあったVR作品のなかから、投票によって再上演作品を決定することが発表された。投票受付期間は7月22日までで、東京国立博物館および特設ウェブサイトから参加できる。

NEWS / PROMOTION

文化・宗教・時代・国を超えて。 興梠優護の新作展「Across the Night」が成山画廊で開催へ

溶けゆく過程にあるような人体のモチーフをメインに、海、光、生命といった曖昧なもの、計り知れない無限性の描画を試行してきた興梠優護(こうろぎ・ゆうご)。「普遍的な存在」をテーマに、スペイン全土を巡るリサーチのなかで手がけた新作が成山画廊にて発表される。会期は6月23日〜7月28日。

NEWS / EXHIBITION

第2回

【シリーズ:BOOK】 ジェンダー、フェミニズム論のその先を照らす。『ジェンダー写真論 1991-2017』

『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本のなかから毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2018年6月号の「BOOK」2冊めは、東京都写真美術館学芸員を経て現在ブリヂストン美術館副館長を務める笠原美智子の『ジェンダー写真論 1991-2017』を取り上げる。

SERIES / BOOK

ストリートの光景とレイヨグラフの融合、現実と非現実の間。 原田直宏の写真展が六本木で開催

東京を中心に活動をしている写真家・原田直宏の個展「三つ目の部屋へ」が東京・六本木の禅フォトギャラリーで6月22日~ 7月14日の会期で開催。写真におけるふたつの技法を混ぜ合わせながら、ひとつの架空の物語を編み上げる制作スタイルを取った作品が展示される。

NEWS / EXHIBITION

手売り販売で話題を呼んだ批評誌『アーギュメンツ』、最新号刊行記念イベントを開催。レジデンスのツアーも実施

自主刊行の批評誌『アーギュメンツ』が、千葉県松戸市のアーティスト・イン・レジデンス、PARADISE AIRの主催によって刊行記念イベントを7月16日に行う。2017年、書き手の居場所をSNSで確認して直接会いに行くことで購入できるというユニークな流通形態で話題になった同誌。最新号刊行記念イベントとしては今回が関東初の機会となる。なお、同日は同誌即売会のほか、PARADISE AIRと松戸市内のツアーも行われる。

NEWS / HEADLINE

第1回

プレイバック!美術手帖  1972年11月号 特集 「コミューンへ―精神の 生活の」

『美術手帖』創刊70周年を記念して始まった新連載「プレイバック!美術手帖」。美術家の原田裕規がバックナンバーから特集をピックアップし、現代のアートシーンと照らし合わせながら論じる。今回は1972年11月号から、特集「コミューンへ―精神の 生活の」を紹介。

ホン・サンスのセザンヌ的眼差し、軽やかな更新。愛人キム・ミニを主役に据えた4作、ついに日本公開

1961年ソウル生まれの映画監督、ホン・サンス。96年の長編デビュー作『豚が井戸に落ちた日』以降、世界中で注目を集めるサンスの作品が今年相次いで日本で公開される。その作品の魅力とは?日本初公開の近作4本について、監督と主演女優に焦点を当ててレビューする。

INSIGHT

多摩美術大学による作家活動支援。 ウェブサイトをリニューアルした 「アキバタマビ21」の活動とは?

多摩美術大学が卒業生支援のために運営するオルタナティブ・ギャラリースペースのアキバタマビ21(アーツ千代田3331内)が6月にウェブサイトをリニューアルした。また、アキバタマビ21では6月15日~7月23日の会期で、短編アニメーションの上映・展示「ANIME SAKKA ZAKKA anthology」が開催される。

NEWS / PROMOTION

「神社の庭」に作られた、永遠の季節。 大下裕司が見た、太宰府天満宮アートプロジェクト  ピエール・ユイグ「ソトタマシイ」

太宰府天満宮が2006年より実施している「太宰府天満宮アートプログラム」。様々な分野の作家が太宰府にまつわる作品を発表する同プログラムの第10回を務めたのは、フランスの作家ピエール・ユイグ。プログラムの会期後も恒久展示されることとなった境内の「庭」について、大阪新美術館建設準備室学芸員の大下裕司が迫る。

REVIEW

テキスタイルの先にある立体表現へ。ファイバーアートの第一人者・草間喆雄の個展が京都・艸居で開催

ファイバーアートの黎明期からテキスタイルアートを手がけ、国内外で高く評価される草間喆雄(くさま てつお)の個展が、京都・現代美術艸居で6月30日まで開催中だ。ファイバーアートの表現方法の可能性を押し広げ、空間そのものの再構築に挑む草間の新作20点を見ることができる。

NEWS / PROMOTION

藤田嗣治をトリビュート。 小沢剛、野見山暁治が参加の「1940's フジタ・トリビュート」が藝大で開催

藤田嗣治の没後50年を迎える2018年、大規模な回顧展が東京藝術大学に隣接する東京都美術館で開かれる。同大、そして同館にゆかりがある藤田を、幅広い世代の作家が「トリビュート」する企画「1940ʼs フジタ・トリビュート」が東京藝術大学陳列館で開催される。会期は7月28日から8月15日まで。

NEWS / EXHIBITION

「芸術の革命」と「革命の芸術」の 生真面目すぎた挫折。中ザワヒデキが見た、 「池田龍雄 楕円幻想」展

第2次世界大戦前後の大きな価値転回に立ち会い、ルポルタージュ絵画、前衛芸術、宇宙の成り立ちをテーマとした絵画など、約70年にわたって多彩な作風を展開してきた池田龍雄。170作品を通してその活動を振り返る展覧会が練馬区立美術館で開催中(4月26日〜6月17日)だ。この回顧展を通して見えてくるものとは? 美術家の中ザワヒデキがレビューする。

REVIEW

地方美術館が静かに語る、展示空間のあり方。副田一穂が見た、岐阜県美術館「明治150年」展

明治元年(1868)から起算して満150年にあたる今年、岐阜県美術館では「明治150年」を記念し、明治期に活躍した山本芳翠の作品を中心とした所蔵品特別展が開催されている。展示そのものの歴史を紐解きながら、その特性について愛知県美術館学芸員の副田一穂がレビューする。

REVIEW