
ゴールデンウィークに見たい展覧会ベスト20。ボテロから鏑木清方、写実、大地の芸術祭まで
最大で10連休となる今年のゴールデンウィーク。日本全国で開催中の展覧会のなかから、この機会に訪れてほしい展覧会20件をピックアップしてお届けする。なおチケット情報や最新の開館状況については各館公式サイトを確認してほしい。

最大で10連休となる今年のゴールデンウィーク。日本全国で開催中の展覧会のなかから、この機会に訪れてほしい展覧会20件をピックアップしてお届けする。なおチケット情報や最新の開館状況については各館公式サイトを確認してほしい。

「テキスト以前の物質」を出発点とする布施琳太郎のキュレーション展が、新宿区にある製本印刷工場跡地で開催。展覧会名は、フランツ・カフカが110年前に書いた小説『変身』における主人公「ザムザ」から命名した。会期は5月1日〜5月8日。

宮﨑駿監督のアニメーション映画『となりのトトロ』が、イギリスの名門演劇カンパニー、ロイヤル・シェイクスピ ア・カンパニー(RSC)によって世界で初めて舞台化されることがわかった。上演は今年の10月から、ロンドンのバービカン劇場にて始まる。

「他者」として存在するヒトをテーマに、アーティストの平子雄一がキュレーションを担う初の展覧会が、東京・天王洲のKOTARO NUKAGAで開催される。会期は5月14日〜6月25日。

第2回
『地域アート 美学/制度/日本』などの著書で知られる批評家・藤田直哉が青森県内にある5つの美術館・アート施設を巡る5回連載。第2回はコミッションワークによる常設展示が中核となった十和田市現代美術館を紹介する。

新宿・歌舞伎町の「新宿TOKYU MILANO」の跡地に、永山祐子建築設計による高層建築「東急歌舞伎町タワー」が開業する。

アンビエント・ミュージックの創始者としても知られるブライアン・イーノ。その音と光のインスタレーションで構成された展覧会「BRIAN ENO AMBIENT KYOTO」が、京都中央信用金庫 旧厚生センターで開催される。会期は6月3日〜8月21日。

今年8月20日〜10月2日に予定されている「Reborn-Art Festival 2021-22」(後期)。その一部のプログラムやメッセージが、実行委員長・小林武史らによって明らかにされた。

『月刊アフタヌーン』(講談社)で連載されている、美術大学を舞台としたマンガ『ブルーピリオド』。同作を題材とした初の展覧会「ブルーピリオド展~アートって、才能か?~」が、今年6月に東京・天王洲の寺田倉庫G1ビルにて開催される。

荒木悠が2017年に無人島プロダクションで開催した個展「Bivalvia: Act I|双殻綱:第一幕」に続く、第二幕となる展覧会「双殻綱:第二幕」(2022年1月29日~2月27日)。左右に分かれている二枚貝のように、「右殻」「左殻」を彷彿させる2つの異なる映像作品で構成したインスタレーションを中心に据えた本展から見えてくる「希望」とは?

2021年2月にミャンマーで起きたクーデターで犠牲になった人々の顔をかたどり、ミャンマー出身のアーティスト・カミズが制作した100点のマスク。これを初公開する展覧会「Masking/Unmasking Death 死をマスクする/仮面を剥がす」が、東京藝術大学大学美術館 陳列館で開催される。会期は5月1日〜10日。

今年90歳を迎えたゲルハルト・リヒター。生まれ故郷、東部ドイツの古都ドレスデンで、リヒター本人が作品を選び、構成した展覧会「ゲルハルト・リヒター。ポートレート。ガラス。アブストラクト」が開催されている。ガラスパネルを使ったインスタレーションや肖像画など40点が3つの部屋に並ぶ展示だが、この構成にはリヒターの個人的な思いやメッセージが色濃く反映されているようだ。ドレスデンのゲルハルト・リヒター・アーカイブを率い、著作「評伝ゲルハルト・リヒター」でも知られるディートマー・エルガー博士に話を聞いた。

特別展「日本美術をひも解く─皇室、美の玉手箱」が、東京藝術大学美術館で開催される。宮内庁三の丸尚蔵館収蔵の名品、優品に東京藝大コレクションを加えた82件の貴重な作品を通して、日本美術をわかりやすく紹介するものだ。会期は8月6日〜9月25日。

国内の代表的なアール・デコ建築である、旧朝香宮邸の東京都庭園美術館。毎年恒例となっているその建物に焦点を当てた展覧会「建物公開2022 アール・デコの貴重書」が開幕した。

彩の国さいたま芸術劇場の芸術監督に就任したのが、コンドルズを率いる近藤良平。ダンサーであり、演出家、振付家としても数々の作品を手がけてきた彼が、どのようなディレクションを見せるのか。長塚圭史を演出補に迎える「ジャンル・クロス I 近藤良平 with 長塚圭史『新世界』、コンドルズ埼玉公演2022新作『Starting Over』についても話を聞いた。

来秋の開催を予定している「さいたま国際芸術祭2023」。そのディレクターである現代アートチーム・目[mé]への委嘱状交付式が、4月22日に行われた。

美しいイスをデザインしたことで知られているデンマークのデザイナー、フィン・ユール。そのデザインの魅力に迫る展覧会「フィン・ユールとデンマークの椅子」が、東京都美術館で開催される。

ラファエロ、レンブラント、モネなど西洋絵画の巨匠たちの作品を数多く所蔵するスコットランド国立美術館。同館のコレクションを通して西洋絵画史の変遷をたどる展覧会「スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち」が東京都美術館でスタートした。

世界にその名を知られる天才絵師・葛飾北斎。彼の代表作を、大英博物館が所蔵する希少品・優品で追う展覧会「大英博物館 北斎―国内の肉筆画の名品とともに―」が、東京・六本木のサントリー美術館で開催中だ。大英博物館とともに国内の肉筆画の名品も揃い、改めてその“神域”をめざした才を観る。

今週開幕/閉幕する全国の展覧会のなかから、とくに注目したい4つをピックアップしてお届け。最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。