国内唯一の工芸に特化したアートフェア「KOGEI Art Fair Kanazawa 2022」が、ホテル「ハイアット セントリック 金沢」の客室にて開催される。第6回となる今年は、「いま手に入れるべき工芸がここに」をテーマに、約150名のアーティストの作品が一堂に会する。会期は12月9日〜11日。
「KOGEI Art Fair Kanazawa」は、工芸の新しい美意識や価値観を 「KOGEI」として世界に発信すべく、茶の湯や禅、能楽など多様な伝統文化が根づく石川県金沢市で開催されてきた。
第6回目となる今年は国内外から31のギャラリーが参加し、現代工芸や古美術など新進気鋭の若手から世界で活躍するアーティストまで約150名の作品が展示・販売される。
参加ギャラリーは、アイン ソフ ディスパッチ(愛知)、art gallery Komori(愛知)、ArtShop月映(石川)、芦屋画廊kyoto(京都)、atelier&gallery creava(石川)、カフェ&ギャラリーミュゼ(石川)、COMBINE/BAMI gallery(京都)、dining gallery 銀座の金沢(東京)、縁煌(石川)、galleriaPONTE(石川)、GALLERY CLEF(東京)、GALLERY KOGURE(東京)、ギャラリーMOS(三重)、ギャラリーNOW(富山)、Gallery Seek(東京)、芝田町画廊(大阪)、H-art Beat Gallery(東京)、川田画廊(兵庫)、ラッドギャラリー(愛知)、みんなのギャラリー(東京)、パッドギャラリー(大阪)、レントゲン藝術研究所準備室(東京)、3ta2 SANTANI GALLERY(愛媛)、しぶや黒田陶苑(東京)、現代美術 艸居(京都)、多治見市文化工房 ギャラリーヴォイス(岐阜)、和田画廊(東京都)、YOD Gallery(大阪)、悠遊舎ぎゃらりぃ SAPPORO(北海道)。
さらに、日本国内のみならずGallery LVS & Craft(ソウル、韓国)とSOLUNA ART GROUP(ソウル、韓国)も名を連ねている。
ホテルが会場となった本フェア。暮らしに近い環境でありながら、創造性に富んだ芸術的な作品の数々をじっくり手に取ることのできるよう、第1回開催時からこの形式を採用してきたという。
なお、今年は会期中に2つのレクチャーを開催。12月9日には、金沢21世紀美術館館長の長谷川祐子による「金沢21世紀美術館における工芸の取り組み-多様化する工芸と21世紀のアート」、12月10日にはアートコミュニケーターで医師の和佐野有紀による「KOGEI as luxury」 が実施される。
工芸に特化したアートフェアは、国内で「KOGEI Art Fair Kanazawa 2022」だけ。会場を訪れたならきっと、「いま手に入れるべき工芸」に出会うことができるだろう。