大山エンリコイサムが読み解くファイブポインツ裁判と捨象された匿名性

ニューヨーク市クイーンズ地区にあったエアロゾル・ライティングの聖地「ファイブポインツ」。その解体にともなう作品の消去を巡り、アメリカ連邦地裁がビルのオーナーに対してアーティスト21人に総額675万ドル(約7億2300万円)の支払いを命じた。エアロゾル・ライティングに対する価値を連邦法が認めたこの判決に関して、アーティストの大山エンリコイサムが考察する。

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第22回

櫛野展正連載22:アウトサイドの隣人たち 老いの境地

ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載の第22回は、宮崎県小林市で独自の手法を用いた立体作品をつくり続ける大久保伊豆喜を紹介する。

第17回

ミヤギフトシ連載17:サマセット・モーム『人間の絆』 呪縛と織物、鉄の扉

アーティストのミヤギフトシによるブックレビュー連載の第17回。今回は、前回に引き続きイギリスの作家、サマセット・モームの作品を取り上げる。『人間の絆』(新潮社)は、モームの自伝的小説。ヨーロッパを旅して彼の足取りをたどった、ミヤギの目に映ったものとは。

岡崎京子『リバーズ・エッジ』が実写映画化。1990年代を生きる若者たちの青春の欲望と焦燥感を描く

『pink』『ヘルタースケルター』などで知られる漫画家・岡崎京子の『リバーズ・エッジ』が、『世界の中心で、愛をさけぶ』『パレード』などを手がけてきた行定勲監督により実写映画化。2月16日より、TOHOシネマズ新宿ほかで全国ロードショーを開始した。主人公の女子高生・若草ハルナを二階堂ふみが演じる。

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