
ハリー・ポッターから庵野秀明展まで、今週末に見たい展覧会ベスト4
今週開幕した、または12月19日までに閉幕する展覧会から、とくに注目したい4つをピックアップしてお届けする。

今週開幕した、または12月19日までに閉幕する展覧会から、とくに注目したい4つをピックアップしてお届けする。

新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を取り上げる、雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナー。「アーツ千代田3331」「東京ビエンナーレ」を手がける中村政人による『アートプロジェクト文化資本論』から、全盲の白鳥建二さんと筆者による新しい美術鑑賞の旅を描いた『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』まで、注目の新刊を3冊ずつ2回にわたり紹介する。

世界3大オークションハウスのひとつであるフィリップスが、2022年秋にアジア本社を香港・西九龍文化地区(WKCDA)に移転する。

スイスの「Pictet(ピクテ)」グループによって創設され、約18ヶ月のサイクルで開催される国際写真賞「Prix Pictet(プリピクテ)」。その第9回目はアメリカの写真家サリー・マンに決定した。

オンラインオークションやニュースサイトなどの事業を展開しているArtnetが「Artnet NFT 30」レポートを発表。同社初のNFTオークション「ArtNFT: Beginnings」もスタートさせた。

新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を取り上げる、雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナー。岡﨑乾二郎の多岐にわたる批評活動をまとめた選集から、宮崎駿ら日本のアニメーション監督の作品における「成熟」をめぐる苦闘を論じた1冊まで、注目の新刊を3冊ずつ2回にわたり紹介する。

アート領域で様々なDX推進事業を手掛ける株式会社between the artsが2アートコレクター435名を対象にした実態調査を実施。その結果を公開した。

気候変動への認識を深めることを目的に、ニューヨークのアジア・ソサエティとヘレン・フランケンサーラー財団が「Frankenthaler Climate Art Awards(フランケンサーラー気候芸術賞)」を設立した。

2009年に窯業と農業の里・栃木県益子町で始まり、今年で第5回目の開催を迎えた「土祭(ヒジサイ)」。行政と住民が協働でつくりあげる、益子の風土に根ざしたこの芸術祭のなかで、益子在住の作家・藤原彩人が「感性の土壌」をテーマにキュレーションしたアート部門の展示を、東北芸術工科大学で教鞭をとるキュレーター・小金沢智がレビューする。

ニューヨーク近代美術館(MoMA)が「Scholars in Residence」プログラムを設立した。フォード財団の助成を受けたこのプログラムでは、実績のある中堅・ベテランの研究者3名を1年の任期で招聘し、歴史的にあまり知られていないアーティストなどに焦点を当てた研究を行うことを目指している。

第44回
雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2021年12月号の「BOOK」2冊目は、アーティストのヒト・シュタイエルが、高度にコンピュータ化された時代のアート・政治・テクノロジーの交差を論じる『デューティーフリー・アート:課されるものなき芸術』を取り上げる。

三井不動産は12月14日、創立80周年を機に推進している「未来特区プロジェクト」のうち、文化領域を担う「クリエイター特区」を盛り上げるアイデアの一般募集を開始した。賞金総額は200万円。

エロティックな表現や荒唐無稽な物語を折り込みながら映像作品をつくる高田冬彦。WAITINGROOMで行われた個展「LOVE PHANTOM 2」では思春期の少年の性をテーマにした新作映像『The Princess and the Magic Birds』ほか2点の新作を展示した。宗教や神話、性、ジェンダー等のテーマが入り混じった同展を、ANB Tokyoディレクターでキュレーターの山峰潤也がレビューする。

メゾン創設者であるルイ・ヴィトンの生誕200周年を記念し、200名のアーティスト・クリエイターが再解釈した200点のトランク。これが、巡回展「200 TRUNKS, 200 VISIONARIES: THE EXHIBITION 」として、一堂に会する。

機会均等の支持を目的としてフランスのライフスタイルブランド「LACOSTE(ラコステ)」が、オンラインギャラリー「ラコステギャラリー」をオープンさせた。ヴィンテージポスターや初代クリエイティブディレクターによるデザインなどの作品を販売し、その収益のすべてをラコステ財団の提携団体に寄付するという。

アーティストコレクティブ「パルナソスの池」が、昨年に続いて池袋を舞台にしたアートプロジェクト「池袋モンパルナス 2.1 -水脈を巡って-」を開催する。「池袋モンパルナス」と呼ばれる東京の要町・椎名町・南長崎エリアに張り巡らされた文化の水脈をたどるような展覧会を4会場で同時多発的に行う。

コロンビア出身のアーティスト、オスカー・ムリーリョは絵画やドローイングをはじめ、彫刻、映像、共同プロジェクトなど多様な手法を用いて制作を行ってきた。タカ・イシイギャラリーで開催された個展「geopolitics(manifestations)」では、様々な要素のコラージュによる力強い新作ペインティングを発表。1980年代のニュー・ペインティングの反復ともとらえられる作品群は現代において何を示唆するのか、清水穣がレビューする。

20世紀の日本の現代美術を牽引した松澤宥(1922〜2006)。松澤が生涯を過ごした長野・下諏訪町で「松澤宥生誕100年祭」が開催される。

代々木駅前にあるギャラリー「TOH」。そこでタロットカードの「塔」をテーマにした「セラピー」型の作品を中心にした中島りかの個展が開催された。代々木駅という立地やタロットカードというキーワードから、美術批評の中島水緒が、展覧会の内側と外側、両方向から見たレビューを展開する。

グリコのランナー姿で走る《ダリコ》など「ポップ・ハプニング」と称するパフォーマンスや、2度にわたる東京都知事選挙への立候補で知られる美術家の秋山祐徳太子。その東京都知事選に関する資料を集めた展覧会「秋山祐徳太子と東京都知事選挙」が、ギャラリー58で開催された。秋山が政治という形式に何を見出したか、そして何を目指したのか、椹木野衣が論じる。