
国立工芸館で振り返る「東京国際版画ビエンナーレ展」。版画とグラフィックデザインの断層(ズレ)とは?
国立工芸館で、「東京国際版画ビエンナーレ展」の出品作品から、印刷領域における版画とグラフィックデザインの関係性に焦点を当てる企画展「印刷/版画/グラフィックデザインの断層 1957-1979」がスタートした。会期は2024年3月3日まで。

国立工芸館で、「東京国際版画ビエンナーレ展」の出品作品から、印刷領域における版画とグラフィックデザインの関係性に焦点を当てる企画展「印刷/版画/グラフィックデザインの断層 1957-1979」がスタートした。会期は2024年3月3日まで。

第2回
数多く開催された2023年の展覧会のなかから、有識者にそれぞれもっとも印象に残った、あるいは重要だと思う展覧会を3つ選んでもらった。今回はアーティスト・布施琳太郎のテキストをお届けする。

第1回
東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHT のギャラリー3 で2024 年1月19日より開催される「DANIEL BRUSH THINKING ABOUT MONET」。フランスのジュエリーメゾン、ヴァン クリーフ&アーペルがサポートする「レコール ジュエリーと宝飾芸術の学校」が企画し、アメリカの芸術家、ダニエル・ブラッシュの仕事を振り返る。そのクリエイションを掘り下げるべく、ニューヨークの工房を訪ね、遺族である妻のオリヴィアと息子のシーラに話を聞いた。

エヌ・アンド・エー株式会社が企画運営を行う東京・目黒のN&A Art SITEで、現代ドイツを代表する映画監督・写真家であるヴィム・ヴェンダースの展覧会「ヴィム・ヴェンダースの透明なまなざし」が開催される。会期は2024年2月1日〜3月2日。

7年ぶりのリニューアルとして新たに公開された日本科学未来館の4つの常設展示。現在、そのうちのひとつである「プラネタリー・クライシス」において、視覚障害者向けの「音と手でさぐる展示体験」を創出するコンテンツが開発中となっている。

今年、ロンドンのコリアン・カルチャー・センターUK(KCCUK)で個展「Audible Garden」(2023年7月21日~10月13日)を開催した韓国人アーティスト、ジンジュン・リー。自らを「光、音、イマジネーションを育てるガーデナー」と表現しているリーの制作に迫る。

第38回「京都賞」(2023)の思想・芸術部門を受賞したのは、インド出身のアーティスト、ナリニ・マラニ。「揺れ動く歴史を生きる経験に基づき、美術の『脱中心化』に非欧米圏から貢献した美術家」として評価され、受賞に至ったアーティストにインタビューを行った。

第1回
数多く開催された2023年の展覧会のなかから、有識者にそれぞれもっとも印象に残った、あるいは重要だと思う展覧会を3つ選んでもらった。今回は文化研究者・山本浩貴のテキストをお届けする。

第18回
美術館の学芸員(キュレーター)が、自身の手がけた展覧会について語る「Curator's Voice」。第18回は、世田谷美術館で開催中の企画展「倉俣史朗のデザイン―記憶のなかの小宇宙」をピックアップする。倉俣史朗は「もの派」だった? 《ミス・ブランチ》はどうして生まれたのだろうか。展覧会企画者ならではの考察と、そこから見える疑問について、学芸員・野田尚稔が語る。

東洋出身という視点から世界各地の事象や歴史を観察し、コンセプチュアル、もしくは社会批評・言及的な作品を制作してきたイラン人アーティスト、シャプール・プーヤン。銀座にある東京画廊+BTAPで日本初個展「キュクロプスの疑念、⻄洋を見つめる」を開催中のアーティストに、新作群に込められた様々な思想について話を聞いた。

印象派を代表する画家のひとりであるクロード・モネは、ルーアン大聖堂や積みわらなど、特定の画題を異なる季節や時間で複数枚を描く「連作」を手がけている。この連作は、いかに生み出されたのだろうか?

日本画家・川端龍子の作品と現代作家・谷保玲奈の高橋龍太郎コレクション所蔵作品をともに展示する「川端龍子プラスワン 濱田樹里・谷保玲奈──色彩は踊り、共鳴する」(後期)が東京・大森の大田区立龍子記念館で開催されている。会期は2024年1月28日まで。

1920〜30年代のパリを中心に、「機械」に関するテーマで制作された様々な芸術作品を通じて機械と人間との関係性を問う展覧会「モダン・タイムス・イン・パリ 1925-機械時代のアートとデザイン」が、箱根のポーラ美術館で開幕した。会期は2024年5月19日まで。

今年3月に逝去した音楽家・坂本龍一。同氏を追悼する展覧会「坂本龍一トリビュート展 音楽/アート/メディア」が、東京・初台のNTTインターコミュニケーション・センター[ICC]で開幕を迎えた。

第5回
「デザイン史」の視点から現代における様々なトピックスを考える連載企画「『デザイン史』と歩く現代社会」。テーマごとに異なる執筆者が担当し、多様なデザインの視点から社会をとらえることを試みる。第5回は、コグニティブデザイナー、多摩美術大学美術学部統合デザイン学科准教授の菅俊一が、20世紀初頭に設立された「ドイツ工作連盟」を例に、規格化が社会や教育にもたらした影響について論じる。

TOMO都市美術館による大晦日企画「TOMO年越美術館 2023-2024 いる派 PRESENTS 身体アンデパンダン24時」が12月31日の0時より24時間限定で開催される。なお、TOMO都市美術館は来年1月をもって現在の西荻窪の物件を退去。東京・小村井のfloatへ移転となる。

今週開幕・閉幕する展覧会から、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

日本の写真史において傑出した存在であった安井仲治(1903〜1942)。その回顧展が兵庫県立美術館で開催される(会期:12月16日~2024年2月12日)。10代でカメラと出会い、20代半ばに関西の写真シーンで一目置かれるも、38歳の若さで病没した安井。旺盛な創作意欲をもって極めて多くの写真の技法、スタイルに取り組んだこの作家の見どころについて、兵庫県立美術館学芸員・小林公が語る。

東京オペラシティ アートギャラリーの2024年企画展において、現代美術家・松谷武判の個展が開催される。会期は2024年10月3日〜12月17日。

東京オペラシティ アートギャラリーで、イラストレーター/グラフィックデザイナー・宇野亞喜良(1934〜)の全仕事を網羅する展覧会「宇野亞喜良展 AQUIRAX UNO」が開催される。会期は2024年4月11日〜6月16日。