松谷武判の60年以上の制作活動に着目。個展が東京オペラシティ アートギャラリーで開催へ

東京オペラシティ アートギャラリーの2024年企画展において、現代美術家・松谷武判の個展が開催される。会期は2024年10月3日〜12月17日。

松谷武判 雫 1985 撮影=斉藤新

 東京・初台の東京オペラシティ アートギャラリーで、現代美術家・松谷武判(1937〜)の個展が開催される。会期は2024年10月3日〜12月17日。

 松谷武判は大阪出身で、現在はパリを拠点に制作活動中。1960年代に当時の新素材である木工用ボンドを用いた抽象絵画作品を吉原治良に認められ、63年に具体美術協会に参加。以降、同協会の第2世代作家として頭角を現してきた。66年には渡仏し、物質が示す表情や肌理(きめ)、存在感に生命の波動、流動を交錯させる優れた制作を60年以上にわたって制作してきた。

 本展は、松谷の初期から現在までの作品や資料、映像などによって長きにわたる活動の全貌を紹介するとともに、その広い射程を今日的視点から検証するものとなる。

編集部

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