巨大アートフェアはいかにつくられるのか? Art Collaboration Kyotoを支えるプロフェッショナルたち

京都を舞台に開催する現代アートとコラボレーションをコンセプトにしたアートフェアArt Collaboration Kyoto(以下、ACK)は、2023年10月27日のプレス&関係者内覧会から始まり全4日間の会期を終え、大盛況のうちに幕を閉じた。来場者数は約2万人、出展ギャラリーの総売上高は約4億円という結果となり、第3回目となる今年も来場者、出展ギャラリーからも高い評価を得た。今回は、ACKに関わるスタッフに、ACKのあゆみやそれぞれの担当業務、そしてどのような組織でイベントをつくり上げているかについて語ってもらった。

INTERVIEW / PROMOTION

PREMIUM

老舗アートフェア「TEFAF」が乗り出すキュレーター育成。「マーケットとアカデミズムのギャップを埋める」

オランダの老舗アートフェア「TEFAF」(テファフ、The European Fine Art Foundation)が、これまでにない試みに乗り出した。それが、マーストリヒト大学と連携したキュレーターコースだ。マーケットとアカデミズムのあいだには距離感があるとされているが、この取り組みはそのギャップ解消を狙うという。キーパーソン2人がその実施背景と目的を語った。

NEWS / MARKET

坂茂のペーパーパーテーションが伝えるウクライナ難民の現実と詩。「ペーパー・サンクチュアリ」が大分県立美術館で開催へ

建築家・坂茂が考案した「紙の間仕切りシステム(PPS)」をキャンバスに、ウクライナ難民の現状を伝える「『ペーパー・サンクチュアリ』- ウクライナ難民の現実と詩 - 坂 茂」が大分県立美術館1階のアトリウムで開催される。会期は2024年1月13日〜2月4日。

NEWS / EXHIBITION

祝祭に始まり祝祭に終わる野外劇。「東京芸術祭」で観た20周年目の『マハーバーラタ 〜ナラ王の冒険〜』

世界最高峰の演劇の祭典「アヴィニョン演劇祭」に招聘され、スタンディング・オベーションに包まれたSPAC-静岡県舞台芸術センターによる野外劇『マハーバーラタ 〜ナラ王の冒険 〜』。初演から20年の節目に、「東京芸術祭 2023」で東京駅を背景に上演された様子を、演出の宮城聰のコメントとともにお届けする。

NEWS / PROMOTION

art for allが第2回「美術分野における報酬ガイドラインを考えるセミナー」を開催。世界各地のレポーターも参加

アーティストの報酬に関わるガイドラインの策定を目指す、美術のつくり手と担い手のためのネットワーク「art for all」。12月14日に、「世界のアーティストフィーから学ぶ(美術分野における報酬ガイドラインを考えるセミナー②)」がオンラインで開催される。

NEWS / HEADLINE

PREMIUM

2023-24年の年末年始も見られる展覧会。「私たちのエコロジー」展から「モネ 連作の情景」まで

森美術館の「私たちのエコロジー」展から上野の森美術館の「モネ 連作の情景」、東京都現代美術館の「豊嶋康子 発生法──天地左右の裏表」まで。年末年始も見ることのできる展覧会を首都圏を中心にピックアップ。予約方法や注意事項については、各館の公式ウェブサイトを参照してほしい。

INSIGHT

PREMIUM

パレスチナ問題におけるフランスでの動揺と連帯。アーラム・シブリ個展、パレスチナ国立近現代美術館コレクションをめぐって

10月7日のハマスによるイスラエル襲撃以降、その暴力の応酬が止まない。パレスチナ問題への意思表示もまた「炎上」状態にある。家を追われたものの未来は? 連帯概念はどこにいったのか? 今夏からフランスで開催中の2つのパレスチナ関連展を通じて考察する。

INSIGHT

PREMIUM

オラファー・エリアソンが語る、「いま」「未来」「希望」

麻布台ヒルズギャラリーのこけら落としを飾るオラファー・エリアソンの個展「オラファー・エリアソン展:相互に繋がりあう瞬間が協和する周期」。同展の開幕前に来日した作家に哲学者・篠原雅武(京都大学総合生存学館特定准教授)がインタビュー。展覧会タイトルを起点に、その思想に迫った。

INTERVIEW