
アニメ評論家・藤津亮太が会田誠の「戦争画」に見出したもの。なぜ『アニメと戦争』の装丁は「戦争画RETURNS」になったのか
3月2日に発売されたアニメ評論家・藤津亮太の著書『アニメと戦争』(日本評論社)。アニメに登場する様々な戦争の系譜をたどり、社会との関係を問い直す同書の装丁には会田誠《ザク(戦争画RETURNS 番外編)》(2005)が選ばれている。なぜ、会田誠の「戦争画」が同書に必要だったのか、その理由を藤津が綴る。

3月2日に発売されたアニメ評論家・藤津亮太の著書『アニメと戦争』(日本評論社)。アニメに登場する様々な戦争の系譜をたどり、社会との関係を問い直す同書の装丁には会田誠《ザク(戦争画RETURNS 番外編)》(2005)が選ばれている。なぜ、会田誠の「戦争画」が同書に必要だったのか、その理由を藤津が綴る。

文化庁は令和2年度(第71回)の芸術選奨受賞者を発表。美術関係者では青木野枝、宮島達男、宇川直宏らが大臣賞に選ばれた。

1970年の大阪万博においてフランソワ・バシェが来日して制作した「バシェ音響彫刻」が、2020年11月〜12月に京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAにて5基が展示。2010年より開始した修復・復元プロジェクトとあわせて紹介された。映像作家の稲垣貴士がレビューする。

世界三大オークションハウスのひとつであるフィリップスが2020年、7億6040万ドル(約812億円)の総売上高を記録。アジア市場では大幅な成長を遂げており、昨年同社香港のオークションに出品された日本人作家の作品は100パーセント落札された。

ジェームズ・タレル「Skyspace」シリーズの新作が、5月29日にアメリカ・マサチューセッツ現代美術館の敷地内で公開される。直径・高さ約12メートルの本作は同シリーズとしては過去最大級。

ニューヨーク近代美術館(MoMA)がアメリカのコレクター、ヘレン・コーンブラムから女性写真家による100点の写真作品の寄贈を受けたことがわかった。2022年には、これらの作品を中心とした展覧会の開催や学術的な図録の出版も予定している。

公益財団法人大林財団が2017年にスタートさせた、2年に1度の助成制度「都市のヴィジョン − Obayashi Foundation Research Program」。その第3回助成対象者がエキソニモ(exonemo)に決定した。

東京・東陽町のマレットジャパンが、3月20日に作家・村上春樹に関連する作品のオークションを開催する。

新型コロナウイルスの影響により昨年5月に中止となった「六本木アートナイト2020」のスピンオフ・プロジェクトとして、デジタルコンテンツ「RAN TV」が始動。映像作品やアーティストトーク、過去の記録映像などを無料で配信する。会期は2月27日〜3月21日。

みなとみらいにある横浜美術館は、開館以来初めてとなる長期休館に突入した。インフラ整備を中心に行う。

アーツ前橋は、館長の住友文彦が今年3月末で退任することを発表した。

京都精華大学出身である4名のアーティスト、小出麻代、花岡伸宏、藤野裕美子、松元悠が参加した企画展「日日(にちにち)の観察者」は、日々のささやかな出来事や暮らしの観察から、新たな風景を生み出すというテーマのもと、HOTEL ANTEROOM KYOTO l Gallery 9.5で開催された。新型コロナウイルス感染症の世界的流行を経験したいま、改めて日常とは何かという思索へと誘う本展について、滋賀県立近代美術館学芸員の荒井保洋が論じる。

神奈川県横須賀市のカスヤの森現代美術館は、ヨーゼフ・ボイスが2021年5月に生誕100年を迎えるのを記念し、同館所蔵品から普段公開していないボイス作品を展示する「生誕100年記念 ヨーゼフ・ボイス 展」を開催している。会期は3月21日まで。

建設工事現場の仮囲いを都市の新しいキャンバスととらえ、全国108ヶ所で展開する「108 ART PROJECT」がスタート。その第1弾として、大阪・淀屋橋で大小島真木の作品が公開中だ。

電柱や電線をとらえてきた作品を介してて近代都市・東京を新たに読み解く展覧会「電線絵画展 -小林清親から山口晃まで」が、練馬区立美術館で開幕した。

ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港に隣接している旧「TWAフライトセンター」が、2019年5月「TWAホテル」として生まれ変わりオープンした。その見どころを現地からお届けする。

グローバル・サウス問題をテーマに、欧米中心の美術史から自立した動きを目指すアートプラットフォーム「SOUTH SOUTH」が始動した。参加するTake Ninagawa(以下、タケニナガワ)代表の蜷川敦子の談話も交えて、このプラットフォーム設立の背景や今後の展望を取り上げる。

第17回
雑誌『美術手帖』の貴重なバックナンバー記事を公開。2月は、現在開催中の「平成美術:うたかたと瓦礫(デブリ)」展にあわせて、2019年6月号「平成の日本美術史 30年総覧」特集より、5名の執筆陣が平成美術を様々な切り口から分析したコラムを掲載する。

東京・清澄白河の東京都現代美術館が、2021年度の展覧会スケジュールを発表。横尾忠則展やクリスチャン・マークレー展のほか、「TOKYO ART BOOK FAIR」などのイベントを予定している。

バンクシー監督のドキュメンタリー映画『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』に出演することで、その名を広く世に知らしめたストリートアーティスト・ミスターブレインウォッシュ。その日本では初めての本格個展「LIFE IS BEAUTIFUL」が、渋谷パルコ4階のPARCO MUSEUM TOKYOでスタートした。会期は3月15日まで。