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世界初のNFTアートフェアが開催へ。会場はタイムズスクエアのビルボード

世界初のNFTアートフェアが6月25日〜27日にニューヨークで開催。タイムズスクエアに設置された約1400平米の巨大なビルボードを使ってNFT作品を展示する。

タイムズスクエア (C)Unsplush

 ニューヨークのタイムズスクエアに設置された約1400平米の巨大なビルボードを使って、世界初のNFTアートフェアが開催される。会期は6月25日〜27日。

 タイムアウトによると、アメリカの「キューブ・アート・フェア」が主催するこのイベントには、ケリー・フィッシャー、ティギ・ヴァン・ギル、グリエット・ヴァン・マルデレン、キャロリン・ジョー、ルーベム・ロビエルブなどのアーティストが参加。各作品にはQRコードが付属されており、鑑賞者はそれをスキャンすることで、実際に作品を購入するプラットフォームにアクセスできる。

 キューブ・アート・フェアはこれまで、ニューヨーク、マイアミ、ブリュッセルの100枚以上のビルボードでバーチャル展覧会を行ってきた。その創設者であるグレゴワール・フォーゲルサンは今回のフェアについて、「私たちは、没入感のある視聴体験を提供し、一般のお客様が画面を超えてNFTの作品を発見する機会をつくり、アーティストにはより広い市場にアクセスするためのプラットフォームを提供します」と語りつつ、次のような期待を寄せている。

 「私たちは、アーティストとのパートナーシップのもと、つねにクリエイティブであり続けることを約束します。私たちはテクノロジーを使ってアーティストに力を与え、彼らが自分のアートとキャリアをコントロールできるようにしています」。

 今年5月に開催されたアート・バーゼル香港では、香港の地元ギャラリーであるOra-Oraがアーティストのペン・ジャンとシンディ・ウンによるNFT作品を紹介し、アート・バーゼルでは初めて仮想通貨による支払い方法を導入した。また、アメリカの大手投資企業「グッゲンハイム・パートナーズ」の共同創業者であるトッド・モーリーは、ニューヨーク・マンハッタンにNFTに特化した世界最大級の美術館を建設することも発表している。

 これらの新たな動きに加え、今回のNFTアートフェアはアート界にどのようなインパクトをもたらすのか注目だ。

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