
「X±3秒の世界」に身を置き感じる生と死。保坂健二朗評「玉山拓郎 Anything will slip off / If cut diagonally」展
日用品や家具などのファウンド・オブジェクトを用い制作したスカルプチャーや、映像作品を空間に配置し、鮮烈な照明灯によって絵画的空間をつくり出すアーティスト・玉山拓郎の初となる大規模個展「Anything will slip off / If cut diagonally」が東京・天王洲のANOMALYで開催された。会期終了後も期間限定で再開されるなど、好評を博した本展を滋賀県立美術館ディレクター(館長)の保坂健二朗がレビュー。そこに生と死を見出す。


















