化粧用パール剤が画材となり、絵画の未知なる奥行きが生まれる。対談:アーティスト・高屋永遠 × 山脇竹生

東京・代官山のLurf MUSEUMで、アーティスト・高屋永遠の個展「It calls: shades of innocence」が4月8日まで開催中だ。高屋は絵画制作を通じて、自らが存在する空間の根源を探り、鑑賞者が作品を前にして「大いなる自然の循環の一部」としての自己を感じられるような、没入的空間を探求している。そんな高屋は資生堂みらい研究グループとともに、化粧用パール材を画材に用いた新たな絵画表現の考案に挑戦。本展ではその成果が新作として展示されている。アーティストと化粧品会社の共同研究から生まれた新たな描画方法とはいったいどのようなものなのか。高屋と資生堂研究員・山脇竹生に話を聞いた。

INTERVIEW / PROMOTION

千賀健史個展「まず、自分でやってみる。」レポート。特殊詐欺を掘り下げると、自分の姿が見えてくる

東京駅と直結するビルの路面に昨年秋グランドオープンしたアートセンター「BUG」で、千賀健史個展「まず、自分でやってみる。」が4月14日まで開催されている。「特殊詐欺」に焦点を合わせたという本展について、作家本人とともに会場を巡った。

NEWS / PROMOTION

PREMIUM

バンクシー最新作を現地からレポート。すでに事件発生も地元では歓迎ムード

バンクシーの新作がロンドンに出現した。3月18日に本人がインスタグラムで自身の作であることを認めて以来、ほぼすべてのイギリスの主要メディアが大きく報道。現場に大勢の人々が詰め掛けているばかりではなく、数々のトピックスも湧き上がって連日ニュースとなっている。

NEWS / REPORT

PREMIUM

マーケットに見る、女性アーティスト再評価の機運

サザビーズが3月6日に開催したセールにおいて、女性作家による作品が存在感を示した。総出品数70点のうち2割となる14点を女性作家が占め、レコードを記録した作家も多い。サザビーズ・ロンドンのコンテンポラリーアート部門シニアスペシャリストであるエマ・ベーカーへの取材を通じ、女性アーティストへの再評価の機運を探る。

INSIGHT

ヨーロッパで話題の振付家ノエ・スーリエによる新たなダンス体験を。『The Waves』が埼玉と京都で日本初上演

2020年よりフランス・アンジェ国立現代舞踊センターのディレクターを務め、ネザーランド・ダンス・シアター2(NDT2)の委嘱で振付を提供するなど、世界のダンス界で注目を集める振付家ノエ・スーリエ。そのスーリエが手がける『The Waves』が、彩の国さいたま芸術劇場とロームシアター京都で日本初上演される。

NEWS / PROMOTION

YOSHIROTTENが個展で探究する、 最小要素で最大効果をもたらすグラフィックの可能性

ファインアートから音楽アルバムのジャケット、空間デザインまであらゆる領域で視覚言語を操り、表現を続けるYOSHIROTTEN。現在、ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)で開催中の個展「Radial Graphics Bio / 拡張するグラフィック」で目指すものとは何なのか。作家本人と個展会場を巡りながら、話を聞いた。

INTERVIEW