
日本写真史の空白② 戦中、総動員体制下のプロパガンダ
静岡県のIZU PHOTO MUSEUMで開催中の「戦争と平和─伝えたかった日本」展。連載の第2回は、戦局が悪化していく戦争後期から敗戦まで、国民に向けたプロパガンダの役割を担った写真家の仕事を紹介します。

静岡県のIZU PHOTO MUSEUMで開催中の「戦争と平和─伝えたかった日本」展。連載の第2回は、戦局が悪化していく戦争後期から敗戦まで、国民に向けたプロパガンダの役割を担った写真家の仕事を紹介します。

静岡県のクレマチスの丘にあるIZU PHOTO MUSEUMにて「戦争と平和──伝えたかった日本」展が開催中です。『美術手帖』9月号、戦後70年の企画として特集した「絵描きと戦争」内でも紹介しました。1000点余の写真やグラフ雑誌で構成されたこの展覧会、本誌では伝えきれなかった見どころがたくさんあります。名取洋之助、木村伊兵衛、土門拳ら日本の写真界を代表する写真家たちの仕事を、1930年代から50年代の戦前、戦中、戦後と連続して見ることで、知られざる写真史が浮かんでくるのです。本誌特集の番外編として、「写真家と戦争」をテーマに、同館研究員の小原真史さんの案内で、3回にわたって展覧会を紹介します。

第85回
豊島区立熊谷守一美術館で、2015年5月15日〜6月28日の初夏、「熊谷守一美術館30周年展」が行われた。その大胆な色彩と線の組み合わせは、野獣派や分割主義を彷彿とさせる。晩年の浮世離れした生活から「画壇の仙人」と呼ばれた熊谷守一。油絵、墨絵、書など合わせて100点以上が集う会場で、美術批評家・椹木野衣が思うこととは?

第1回
「戦争」を入り口として執筆活動を始めた椹木野衣と、美術史の中で触れられることのなかった歴史を皮肉的に表現する会田誠による戦争についての対談集が、2015年6月に発売された。美術的観点からはもちろん、戦時下という環境の中で人々がどのような思想を持っていたのかということについて、改めて考えさせられる一冊だ。

初期フランドル派の画家ヒエロニムス・ボスと、アフリカ大陸で混乱の歴史を辿ってきたコンゴ。 一見接点を発見しづらい両者に、<strong>ヤン・ファーブル</strong>は「遺伝子的なつながり」を見出す。 そこには、21世紀に生きる「中世の芸術家」を自称する彼の原点に根ざす眼差しがあった。

「学んでいる人」が主役となるアートイベント「學展(万国學生藝術展覧祭2015)」が東京ビッグサイトにて開催されました。今年で2度目の開催となるこのイベントに、8月8、9日の2日間で、約700の出展団体と約6,000名の来場者が訪れました。【PR】

学んでいる人なら誰でも出展できる「万国學生藝術展覧祭2015」、通称「學展」。今年で2回目を迎える學展は、大型アートイベント「デザインフェスタ」の姉妹イベント。夏休みまっただ中の開催初日、現場から速報をレポートします。【PR】

中国・北京を拠点に2008年より写真家として活動し、各地で展覧会を行っているレン・ハン。ヌードの男女をモデルとした写真が注目を集め、ファッション誌でも活躍中の、彼の日本初個展が開催されている。そこで、今回は『美術手帖』2015年8月号に掲載された、彼の写真集『NEW LOVE』についての記事を紹介する。

医療機関や福祉施設などで心理療法として行われるアートセラピー。通常は患者や施設利用者が対象になりますが、4月某日、このアートセラピーによって学生の交流をうながすワークショップが行われました。会場となったのは東京・原宿にあるデザインフェスタギャラリー。「万国學生藝術展覧祭2015(通称、學展)」に出展する学生を中心に、16名の参加者が集まりました。【PR】

サカナクションがオーガナイズする音楽・アートの複合イベント「NIGHT FISHING」(7月2日〜3日、恵比寿LIQUIDROOM)。前編では、その新たな試みのきっかけと真意を山口一郎に聞いた。この後編では、「NIGHT FISHING」のチャレンジから見える、未来の音楽のあり方について話してもらった。

ロックバンド・サカナクションが、音楽やアートの複合イベント「NIGHT FISHING」を、7月2日〜3日に恵比寿LIQUIDROOMで開催する。サカナクションがオーガナイズするパーティーの先にある、「新しい音楽」のかたちとは?

『美術手帖』2015年5月号で企画された若手作家特集「日本のアート、最前線!!」にて、Chim↑Pomを率いる卯城竜太の誌上キュレーションに選出されるなど、オルタナティブな領域から起きつつある日本の現代美術の地殻変動を象徴する作家のひとりとして、注目を集める中島晴矢。6月26日〜7月5日、TAV GALLERY(東京都・阿佐ヶ谷)で開催の個展「ペネローペの境界」にかける意気込みをインタビューした。

ジャンル、世代を超えた国内最大級のアートイベント「デザインフェスタ」が5月16日、17日に開催されました。来場者は過去最高の5万9000人を記録。その人気を探るべく、8月に開催される兄弟イベント「學展」に出展する学生たちが、4回に分けて取材レポートを敢行しました!最終回となる本記事では、東京工科大学写真部の、廣實佑真さん、松原輝さん、吉井凌也さんが、オススメのブースなどを紹介してくれました。

ジャンル、世代を超えた国内最大級のアートイベント「デザインフェスタ」が5月16日、17日に開催されました。来場者は過去最高の5万9000人を記録。その人気を探るべく、8月に開催される兄弟イベント「學展」に出展する学生たちが、4回に分けて取材レポートを敢行しました!第3回となる本記事からは、東京工科大学写真部の、廣實佑真さん、松原輝さん、吉井凌也さんが、人気のブースやオススメのブースを紹介してくれました。【PR】

ジャンル、世代を超えた国内最大級のアートイベント「デザインフェスタ」が5月16日、17日に開催されました。来場者は過去最高の5万9000人を記録。その人気を探るべく、8月に開催される兄弟イベント「學展」に出展する学生たちが、4回に分けて取材レポートを敢行しました!第2回となる本記事では、青山学院大学の3人─藤木もえさん、金原毬子さん、宮崎茉由さんが、数あるデザインフェスタのブースのなかでも、特にオススメのものを紹介してくれました。【PR】

ジャンル、世代を超えた国内最大級のアートイベント「デザインフェスタ」が5月16日、17日に開催されました。来場者は過去最高の5万9000人を記録。その人気を探るべく、8月に開催される兄弟イベント「學展」に出展する学生たちが、4回に分けて取材レポートを敢行しました!前編となる第1回と第2回では、青山学院大学の3人─藤木もえさん、金原毬子さん、宮崎茉由さんが、人気のブースやオススメのブースを紹介してくれました。【PR】