絵具そのものの美しさを探求。
今村文と森田晶子が2人展

東京・恵比寿のWAITINGROOMで、愛知県を拠点に活動する2人のペインター・今村文と森田晶子の展覧会が開催される。会期は4月22日〜5月21日。

今村文 PQRST6 2017年 水彩、コラージュ 100.5 x 76.4 cm ©︎ Fumi IMAMURA, courtesy of WAITINGROOM

 今村文と森田晶子は、ともに愛知県を拠点に活動するペインター。それぞれ異なる特徴的な手法で制作しながらも、絵画に対する共通の感覚を持つ2人が、東京で展覧会を開催する。

 今村文は、着色した蜜蝋を溶かしてパネルへ定着させる蜜蝋画の手法で、植物をモチーフとした作品を制作。昨年は、あいちトリエンナーレ2016にも参加した。

 一方、陶芸や映像などを学んだバックグラウンドを持つ森田晶子は、アクリル絵具で着彩した後、厚塗りした油絵具を引っ掻いてモチーフを描き、その上に再度着色して仕上げるという手法を用いる。

 今回のコラボレーションは、鉱物・植物・虫といった自然のものに由来する、絵具そのものの美しさや強さに重きを置く2人が出会い、実現した。

 今村は新旧織り交ぜたペインティングとドローイング、森田は全新作のペインティングを展示。5月6日からは、名古屋のエビスアートラボでも2人展「紋のかたまり」が同時開催される。

編集部

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