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特別展「星の瞬間 アーティストとミュージアムが読み直す、Hokkaido」(北海道立近代美術館)会場レポート。北海道美術の重層を示す

札幌の北海道立近代美術館で、同館コレクションを現代美術家と同館の学芸員が読み直す特別展「星の瞬間 アーティストとミュージアムが読み直す、Hokkaido」が開催されている。会期は3月16日まで。会場の様子をレポートする。

文・撮影=安原真広(ウェブ版「美術手帖」副編集長)

展示風景より、両端が花田和治《水辺にて》(2004-05)と《手稲山》(1988)、中央が高橋喜代史《わたし山》(2024)

 札幌の北海道立近代美術館で、同館コレクションを現代美術家と同館の学芸員が読み直す特別展「星の瞬間 アーティストとミュージアムが読み直す、Hokkaido」が開催されている。会期は3月16日まで。

展示風景より

 1977年に開館した北海道立近代美術館は、現在約6000点の作品を収蔵している。なかでも「北海道の美術」は3100点に及んでおり、同館コレクションの中核を成す。本展はこの「北海道の美術」についてのコレクションを、アーティストと同館学芸員がそれぞれの関心からピックアップし、前者は作品とともに、後者は調査結果とともに展示するものだ。

北海道立近代美術館

 参加する現代美術家は、札幌を拠点にするCAI現代芸術研究所/CAI03が選定した。同研究所は00年に札幌・円山に北海道初の現代美術の研究所として誕生し、以来、現代社会が求める創造的なライフスタイルを現代美術の面から実践してきた、北海道の現代美術を語るうえでは欠かせない存在だ。それでは、実際の会場の様子をピックアップして紹介したい。

展示風景より、鈴木涼子の作品群

編集部

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