EXHIBITIONS
奥山由之「photographs」
タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー / フィルムで、奥山由之による個展「photographs」が開催されている。
奥山由之は1991年東京都生まれ。2009年から写真作品の制作を開始し、11年に第34回写真新世紀優秀賞を受賞してデビューした。以降、具象と抽象といった相反する要素の混在や矛盾などを主なテーマに作品制作を続ける。16年には『BACON ICE CREAM』で第47回講談社出版文化賞写真賞を受賞。写真家として活動するいっぽう、映画監督としても『アット・ザ・ベンチ』(2024)、『秒速5センチメートル』(2025)を手がけている。
本展では、奥山の家族アルバムをもとに制作された写真作品シリーズ「photographs」から約28点を展示。本作は、かつて祖父母や父が暮らし、現在は奥山自身がアトリエとして使用している邸宅で100冊を超える家族アルバムが見つかったことを構想の起点とする。奥山はアルバムをめくるなかで、そこに写る先代の選択によって継承される生命の連続性や倫理的規範について思索したという。また、家族という共同体のなかで人生を捉えるいっぽうで、家族の役割を与えられる前の「個」としての存在にも着目した。
「photographs」の作品群では、もとのアルバム写真に写っていた人物を光のように解放している。そこに生じる余白を通して、特定の家族のアルバムであったものを、より普遍的に共有されうるものとして提示する。
今回の展示では、「継承と自律」のあいだに横たわる緊張感を引き受ける「photographs」シリーズを紹介し、時を隔てた人々や自身との対話を生み出す作品世界を見る。
奥山由之は1991年東京都生まれ。2009年から写真作品の制作を開始し、11年に第34回写真新世紀優秀賞を受賞してデビューした。以降、具象と抽象といった相反する要素の混在や矛盾などを主なテーマに作品制作を続ける。16年には『BACON ICE CREAM』で第47回講談社出版文化賞写真賞を受賞。写真家として活動するいっぽう、映画監督としても『アット・ザ・ベンチ』(2024)、『秒速5センチメートル』(2025)を手がけている。
本展では、奥山の家族アルバムをもとに制作された写真作品シリーズ「photographs」から約28点を展示。本作は、かつて祖父母や父が暮らし、現在は奥山自身がアトリエとして使用している邸宅で100冊を超える家族アルバムが見つかったことを構想の起点とする。奥山はアルバムをめくるなかで、そこに写る先代の選択によって継承される生命の連続性や倫理的規範について思索したという。また、家族という共同体のなかで人生を捉えるいっぽうで、家族の役割を与えられる前の「個」としての存在にも着目した。
「photographs」の作品群では、もとのアルバム写真に写っていた人物を光のように解放している。そこに生じる余白を通して、特定の家族のアルバムであったものを、より普遍的に共有されうるものとして提示する。
今回の展示では、「継承と自律」のあいだに横たわる緊張感を引き受ける「photographs」シリーズを紹介し、時を隔てた人々や自身との対話を生み出す作品世界を見る。

