
第44回「写真新世紀」グランプリは賀来庭辰に決定。30周年回顧展も東京都写真美術館などで開催へ
今年度をもって公募が終了する第44回「写真新世紀」のグランプリが賀来庭辰に決定した。同賞の30周年を記念した回顧展が来年秋に東京都写真美術館およびキヤノンギャラリーSで開催予定となっている。

今年度をもって公募が終了する第44回「写真新世紀」のグランプリが賀来庭辰に決定した。同賞の30周年を記念した回顧展が来年秋に東京都写真美術館およびキヤノンギャラリーSで開催予定となっている。

2017年に約4億5000万ドル(約508億円)で落札された、レオナルド・ダ・ヴィンチ作とされる《サルバトール・ムンディ》。プラド美術館は本作をダ・ヴィンチ工房作との判断を下した。

ビデオカメラやスチルカメラで撮影した日常の風景をもとに、ペンツールを用いた「ロトスコープ」と呼ばれる技術でアニメーション化した映像作品で知られる佐藤雅晴。上顎癌との闘病の末、2019年に45歳で夭逝した作家による26点の全映像作品、38点の全平面作品を展示する回顧展が水戸芸術館現代美術ギャラリーでスタートした。

メトロポリタン美術館の西洋絵画コレクションから65点を紹介する展覧会「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」が大阪市立美術館でスタートした。ラファエロからカラヴァッジョ、フェルメール、そしてモネ、ルノワール、ゴッホまで、西洋絵画史500年の流れをたどる本展の見どころを紹介する。

東京都現代美術館が収蔵する約5500点のなかから様々な切り口で作品を展示する「MOTコレクション」展。11月13日に「Journals 日々、記す vol.2」と題した展示がスタートした。そのハイライトとなる作品をピックアップしてお届けする。

映像と彫刻を組み合わせた「ヴィデオ彫刻」で知られ、ヴィデオ・アートの先駆者のひとりと評される久保田成子。その生涯の活動を追った回顧展「Viva Video! 久保田成子展」が東京都現代美術館で開幕した。展覧会のハイライトをレポートする。

世界で初めて一般の人がすべての作品にアクセスできる収蔵施設として、「デポ・ボイマンス・ファン・ベーニンヘン」が11月5日、オランダ・ロッテルダムにオープンした。来館者は作品を保管、研究、修復しているバックヤードに入り、これまで隠されてきた美術館の「舞台裏」を見ることができる。

大宮エリーの新作となる巨大立体アート作品《お花の妖精 フラワーマン》 が、大阪・梅田のうめきた外庭SQUAREに登場した。設置期間は2022年3月14日まで。

今週開幕した、または11月14日までに閉幕する展覧会から、とくに注目したい3つをピックアップしてお届けする。

パリの文化複合施設「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」で、20世紀のロシアを代表する芸術のパトロン、モロゾフ兄弟のコレクションを紹介する「モロゾフ・コレクション」が開催されている。会期は2022年2月22日まで。

オンラインによるアートマーケットプレイス「TRiCERA ART」を運営する株式会社TRiCERA。港区・高輪で展示スペース「TRiCERA MUSEUM」も運営し、今年10月には新たに資金調達するなど活動の幅を広げる同社が、11月12日に新たに名和晃平とのNFTプロジェクトをスタートさせる。

フラワーアーティストとして広く知られるニコライ・バーグマンが、350年以上の歴史ある大樋焼の窯元に生まれた陶芸家であり、建築家でもある奈良祐希とコラボレーション。東京・南青山のNicolai Bergmann Flowers & Design Flagship Storeでセッション展覧会「JAPANDI-NA(ジャパンディーエヌエー)」を開催する。

マネックスグループが2008年より開催している「ART IN THE OFFICE」プログラム。その2021年の選出作家として中田有美が選ばれ、《Near and Far (IN THE OFFICE)》が披露された。

今年で5回目となる、国内唯一の工芸に特化したアートフェア「KOGEI Art Fair Kanazawa」が参加者リストを発表した。金沢市のホテル「ハイアット セントリック 金沢」で開催される今年のフェアでは、国内の29ギャラリーが約140名の作家による幅広い作品を展示販売する。会期は11月26日〜28日。

世界最古の図書館のひとつであるヴァチカン図書館に、新しい現代アートギャラリーがオープンした。こけら落とし展としては、イタリアの現代アーティストであるピエトロ・ルッフォとコラボレーションした「EVERYONE: Humanity on its way」が開催されている。会期は2022年2月25日まで。

渋谷・神宮前のGallery COMMONが新たなスペースに移転。新ギャラリーのオープニングに合わて河村康輔による個展「TRY SOMETHING BETTER」が開催される。会期は11月20日〜12月19日。

森美術館が、ドイツ・ケルン在住のインディペンデント・キュレーター、マーティン・ゲルマンをアジャンクト・キュレーターに任命した。

今年11月に立ち上がった新しいクリプトアートマーケットプレイス「XYZA」で、現代アーティスト・コムロタカヒロによるエキシビジョン形式の「WORMHOLE」プロジェクトが始まる。誰もが無料で応募できるNFT作品の抽選配布に加え、コムロタカヒロの代表作をもとにつくられたNFT作品の先着販売や、NFT新作のオークション販売が行われる。

2010年の初開催以来回数を重ねてきた瀬戸内国際芸術祭が来年、5回目の開催を迎える。これを前に、企画発表会が東京・日本橋で行われた。

GINZA SIXのエントランスでアーティスト・清川あさみによるデジタルアート新作《OUR NEW WORLD》が公開された。「いのちと光の柱」をテーマに、生命の美しさを表現し、祈りや希望を込めた作品だ。会期は12月25日まで。