『ポーの一族』を中心に。萩尾望都の半世紀の軌跡をたどる原画展が松屋銀座で開催中
マンガ家・萩尾望都のデビュー50周年を記念して、その半世紀の軌跡をたどる展覧会が、松屋銀座で開催されている。本展では「ポーの一族」シリーズ最新作や、本展のための描き下ろしを含む300点以上を堪能できる。会期は8月6日まで。
マンガ家・萩尾望都のデビュー50周年を記念して、その半世紀の軌跡をたどる展覧会が、松屋銀座で開催されている。本展では「ポーの一族」シリーズ最新作や、本展のための描き下ろしを含む300点以上を堪能できる。会期は8月6日まで。
ジャンルを横断し、斬新な立体作品を制作した20世紀以降の画家たち。ピカソやマグリット、デュシャン、ジャッドなど、国内外の25名の作家による平面と立体の作品を並べて展観する企画展「描く、そして現れる―画家が彫刻を作るとき」が、DIC川村記念美術館で開催される。会期は9月14日〜12月8日。
アーティスト・久野彩子の個展「都市のメタモルフォーゼ」が、石川県の金沢21世紀美術館で開催されている。本展は、同館が14年より実施している、若手作家を中心に個展形式で紹介する展覧会シリーズ「アペルト」の第11回目。会期は9月23日まで。
黎明期写真や活版印刷術など複製技術の歴史に関心を寄せ、写真やテキストによる作品を制作してきたアーティスト・村上華子の個展が、水戸芸術館現代美術ギャラリーで開催されている。会期は10月6日まで。
国内外で活躍する画家・津上みゆきの個展「View ― 人の風景」が、長崎県美術館で開催される。本展では、2018年度に朝日新聞紙面で連載された朝井まかてによる小説『グッドバイ』の挿画制作を機に長崎に取材したシリーズの原画全54点に加え、江戸時代より続く秋の大祭「長崎くんち」の風景を描いた2枚1組の横幅6メートルにおよぶ大作などを、スケッチとともに見ることができる。会期は8月3日~10月9日。
大正時代に活動し、20歳と2ヶ月の若さでこの世を去った画家・関根正二。約160点の作品と資料による20年ぶり、過去最大の回顧展「生誕120年・没後100年 関根正二展」が、福島県立美術館(9月14日~11月10日)を皮切りに三重県立美術館(11月23日~2020年1月19日)、神奈川県立近代美術館 鎌倉別館(2020年2月1日~3月22日)で開催される。
渋谷を舞台としたアート・プロジェクト「SHIBUYA / 森山大道 / NEXT GEN」が今夏開催。渋谷駅周辺の路地裏を森山大道の写真がジャックする「STREET」(8月2日〜15日)、東横線渋谷駅のヒカリエ改札地下4階の空間で森山や山田智和が参加する「UNDERGROUND」(8月1日〜4日)などの展示が行われる。
先週スタートした展覧会と7月28日までに終了する展覧会のなかから、とくに注目したい3つをピックアップしてお届けする。この機会をお見逃しなく。
「軽率、浪費家」とも言われ、革命の犠牲者でもあったフランスの王妃、マリー・アントワネット。その人生の全貌に迫る展覧会「マリー・アントワネット、イメージのメタモルフォーゼ」が、10月16日よりパリのコンシェルジュリーで行われる。
画家・風能奈々の個展「触っても触っても遠い」が、東京・六本木の小山登美夫ギャラリーで開催される。本展では、絵具の層を熱ペンで溶かしながら引っ掻いた新作絵画などを見ることができる。会期は7月27日〜8月24日。
国宝5件、重要文化財22件のほか全国各地で守り伝えられてきた名品を一挙公開する展覧会「文化財よ、永遠に」が京都・泉屋博古館(9月6日〜10月14日)、東京・泉屋博古館分館(9月10日〜10月27日)、福岡・九州国立博物館(9月10日〜11月4日)、そして東京国立博物館(10月1日〜12月1日)で同時期開催される。
音声ガイドの仕組みを用いてダンスを観ることを試みる「音で観るダンス」プロジェクト。同プロジェクトは、視覚の有無を超えて、ダンスと言葉のより良い関係を探るべく、2年にわたってワークショップや研究会を重ねてきた。今回、同プロジェクトの3年間の活動を総括する最終公演が、8月31日にKAAT 神奈川芸術劇場で行われる。
独自の感覚で選び取った多種多様なモノを、空間に精緻に配置するインスタレーション作品を手がける青柳龍太。今回開催されるギャラリー小柳での初個展「sign」では、ファウンド・オブジェクトにより構成された新作インスタレーションを見ることができる。会期は8月3日〜 9月27日。
NIKEやユニクロ、IKEAなど数多くのグローバルブランドとのコラボレーションを行い、イラストレーターやキャラクターデザイナーとして広く知られるジェームス・ジャービス。現在、渋谷のNANZUKAで開催中の個展「Throw-ups」では、様々なメディアを用いた新作を披露している。会期は8月24日まで。
家具から大規模な建築まで、多彩な作品で20世紀デザインを牽引した女性建築家でありデザイナーのシャルロット・ペリアン。その没後20周年を記念し、フランス・パリのフォンダシオン ルイ•ヴィトンで回顧展が開催される。会期は10月2日〜2020年2月24日。
東京・五反田のゲンロン カオス*ラウンジ 五反田アトリエで、「ceramic scramble」展が開催。20名以上のアーティストが陶芸に挑戦する本展は、カオス*ラウンジ主宰の藤城嘘と若手陶芸家・宮下サトシの共同企画によるもの。会期は7月25日〜8月7日。
今年5月より開催されている、愛媛県東部に位置する新居浜市、西条市、四国中央市を舞台としたアートフェスティバル「えひめさんさん物語」。5月、7月、8月、9月、10月、11月を6つの物語に見立てる同フェスティバルの「第3話」として「水の都の夏まつり」が8月3日よりスタートする。
Googleが提供しているアートに特化したアプリケーション「Google Arts & Culture」に「The Art of Color」が登場。クリムトやゴッホ、ロスコらの作品が色別に展示されている様子をARで見ることができる。
作品・作家・美術館に焦点を当て、芸術文化に関する第一線の知を紹介する美術講座を実施してきた岡山県倉敷市の大原美術館。第45回目を迎える今回は「今もまた歴史の中にー1951年からの美術館づくり」と題して、戦後日本における美術館の胎動期をたどりながら、これからの美術館について洞察を深めていく。
東京・広尾の山種美術館が、広尾開館10周年を記念して、近代日本画を代表する4名の画家にフォーカスする展覧会「大観・春草・玉堂・龍子 ―日本画のパイオニア―」を開催する。会期は8月31日~10月27日。