渋谷パルコのOIL by 美術手帖ギャラリーで、彫刻家・コムロタカヒロの個展「Flying mountain」が始まった。会期は8月21日〜9月7日。
コムロは1985年東京都生まれ。1980〜90年代のアメリカのSFやディストピアムービー、アートトイ、フィギュアなどに影響を受け、彫刻作品を展開してきた。これまでの主な個展に「Vortex」(銀座 蔦屋書店、東京、2019)、グループ展に「Juxtapoz Clubhouse」(Superchief Gallery 、マイアミ、2018)、「Masks」(Diesel Art Gallery、東京、2016)、「Dichotomy-Doublethink」(Toy Art Gallery、ロサンゼルス、2015)などがある。
アニメやキャラクターの造形やデザインを再解釈したコムロの彫刻は、一見ユーモラスな可愛らしさのなかにポップカルチャーが有するダークサイドの要素があり、キャラクターの向こう側に広がるストーリーを提示する。
今回の個展「Flying mountain」では、コムロが「彫刻の新たな展開になった」と語る幅2.4メートルに及ぶ巨大レリーフ作品を中心に、木彫やソフビ作品を発表。新たな物語の世界をつくりだす。
なお、展覧会限定のソフビ作品3点も抽選で販売。OIL by 美術手帖ギャラリーのウェブサイトで受け付ける。