ポーラ美術館が2025年の企画展発表。「カラーズ」「ゴッホ・インパクト(仮)」開催へ

箱根のポーラ美術館が2025年の企画展ラインナップを発表した。2つの展覧会を開催する。

森村泰昌 自画像の美術史(ゴッホ/青い炎) 2016 / 2018 ポーラ美術館copyright of the artist, courtesy of ShugoArts

 箱根のポーラ美術館(神奈川県・箱根町)が2025年の企画展ラインナップを発表した。近代から現代までの美術における色彩の歴史を読み直す「カラーズ ― 色の秘密にせまる 印象派から現代アートへ」展、ゴッホの存在が様々な時代や地域にもたらした影響と、現代における新たな価値を考察する「ゴッホ・インパクト(仮)」を開催する。

 「カラーズ ― 色の秘密にせまる 印象派から現代アートへ」展(2024年12月14日~2025年5月18日)は、近代から現代までの美術における「色彩」に注目し、色彩論や色を表現する素材との関係にふれながら、その役割についてあらためて考察するもの。

 チューブ入りの油絵具を巧みに扱い、様々な色彩によって視覚世界を再構築した19 世紀の印象派新印象派から、20世紀のフォーヴィスムの絵画や抽象絵画、そして色彩の影響力によって観る者の身体感覚をゆさぶる現代アートにいたる近現代の色彩の美術史を、絵画や彫刻、インスタレーションなどによって読み直すという。

 出品予定作家は、杉本博司、クロード・モネジョルジュ・スーラ、ロベール・ドローネー、アンリ・マティスピエール・ボナール、ヘレン・フランケンサーラー、モーリス・ルイス、ケネス・ノーランド、ドナルド・ジャッドブリジット・ライリーゲルハルト・リヒターベルナール・フリズヴォルフガング・ティルマンス、グオリャン・タン、桑山忠明、前田信明、坂本夏子、山口歴流麻二果門田光雅、山田航平、川人綾山本太郎草間彌生ほか。

ロベール・ドローネー 傘をさす女性、またはパリジェンヌ 1913 ポーラ美術館 
ベルナール・フリズ Ijo 2020 ポーラ美術館
(C)Bernard Frize / ADAGP, Paris, 2024 Photo: Ken Kato Courtesy of the artist and Perrotin

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