EXHIBITIONS

没後70年 映画監督 溝口健二

2026.08.11 - 12.13

『露営の歌』(1938年) 撮影スナップ [左から 山路ふみ子、浦辺粂子、溝口健二、青島順一郎] 国立映画アーカイブ所蔵

 東京・京橋の国立映画アーカイブで「没後70年 映画監督 溝口健二」が開催される。会期は8月11日〜12月13日。

 溝口健二は1898年東京生まれ。青年期には画家を目指すものの、1920年に日活向島撮影所に入社する。23年に『愛に甦る日』を発表し映画監督の道を歩む。長回しや移動撮影を多用した表現と完全主義の演出に名高く、その作品はフランスのヌーヴェルヴァーグの作家たちやテオ・アンゲロプロス(1935〜2012)、アンドレイ・タルコフスキー(1932〜86)といった世界の映画人たちに多くのインスピレーションを与えた。

 本展は、映画監督・溝口健二の没後70年を記念し開催される初の展覧会だ。会場では、生涯の業績や映画作りの手法、世界映画への貢献などを紹介。また、撮影の宮川一夫、美術の水谷浩、音楽の早坂文雄をはじめとするスタッフの資料を活用し、長回しや移動撮影などの演出術を分析・展示する。