
女性写真家の草分け・山沢栄子が見せる抽象写真。東京都写真美術館で「山沢栄子 私の現代」が開幕
日本における女性写真家のパイオニアである山沢栄子。その生誕120年を記念した展覧会「山沢栄子 私の現代」が、恵比寿の東京都写真美術館で開幕した。

日本における女性写真家のパイオニアである山沢栄子。その生誕120年を記念した展覧会「山沢栄子 私の現代」が、恵比寿の東京都写真美術館で開幕した。

グラフィティ・アーティスト、Futura(フューチュラ)の日本で約20年ぶりとなる個展「GENERATION Z」が、東京・原宿のThe Massで開催される。本展では、4点の彫刻作品のほか、今年の日本滞在時に制作された27点のコミッション・ワークを見ることができる。会期は11月16日~12月15日。

男性のヌード写真を手がけ、その室内空間での姿をとらえる写真家・野村佐紀子にとって、初となる公立美術館での個展「“GO WEST”」が、12月21日〜2020年2月24日に愛知県の碧南市藤井達吉現代美術館で開催される。幼少期の野村が「西の空」に想像したもうひとつの場所に向かって、写真を通して巡ってゆくという内容。過去の代表作や本展のために碧南で撮り下ろした新作など、約290点の作品を展示する。

2018年6月に発生した大阪府北部地震の影響で、23年ぶりとなる土壁と杮葺屋根の修復が行われた国宝茶室《待庵》。写真家・田村尚子が撮影した《待庵》の修復過程の写真と、写真家・古川泰造による竣工後の写真で構成された写真集『土壁と杮ー妙喜庵 待庵 書院及び茶室待庵保存修理の写真記録』(ヴュッター公園)に注目が集まっている。

11月16日より清澄白河の東京都現代美術館で開催される、デザイナー・皆川明によるファッションブランド「ミナ ペルホネン」のものづくりを紹介する展覧会「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」。本展の開催を記念して、会期中、同ブランドのファッションショーや、「マームとジプシー」による舞台の上演が決定した。

科学者であり美術家として活動する脇田玲の個展「PHOTONS」が、山梨・北杜市の清春芸術村にある光の美術館で開催。安藤忠雄が設計を手がけた同館と作品の共鳴に注目が集まる。会期は11月9日~2020年2月2日。

障害を持つ人をはじめとする市民と、アーティストなど様々な分野のプロフェッショナルとの協働により新たな芸術表現を創造・発信する「ヨコハマ・パラトリエンナーレ」が、「横浜トリエンナーレ」にあわせて開催される。2020年夏にはプレ会期が開始、本会期は2020年11月12日〜28日。

世界遺産・法隆寺に伝わる文化財を紹介する特別展「法隆寺金堂壁画と百済観音」が、東京国立博物館で開催される。本展は1949年に焼損した金堂壁画の模本や再現と、23年ぶりに東京で公開される国宝・百済観音を主に展観するもの。会期は2020年3月13日〜5月10日。

フランス出身のサラ・ベルナールは、19世紀半ばから20世紀初頭にかけて女優として活動。またミュシャやラリックの才能をいち早く見出し、パトロンとしてその活動を庇護した。そんなベルナールの世界を紹介する「パリ世紀末ベル・エポックに咲いた華 サラ・ベルナールの世界展」が、渋谷区立松濤美術館で開催される。会期は12月7日〜2020年1月31日(展示替えあり)。

11月11日までに終了する展覧会から、とくに注目したい3つをピックアップして紹介する。この機会をお見逃しなく。

建築、写真、出版というメディアを理論的に構築しながら作品を発表してきた飯沼珠実。その個展「Japan in der DDR - 東ドイツにみつけた三軒の日本の家/二度消された記憶」が、東京・西麻布のKANA KAWANISHI PHOTOGRAPHYで開催される。会期は11月9日〜12月14日。

聴覚と視覚の領域を横断しながら制作を続けてきたアーティストの池田亮司。その個展が、東京・六本木のTARO NASUで開催されている。本展で池田はLED作品や平面作品など、新作を含む10点強を発表。会期は11月22日まで。

AI時代の諸問題を人文・社会科学の領域から検討する青山学院大学シンギュラリティ研究所。今回、新たな未来を創造するためのプロジェクトとして、現代美術作家による展覧会や専門家によるトークイベントを行う「来るべき世界:科学技術、AIと人間性」が青山学院大学青山キャンパスにて開催される。会期は11月16日〜12月15日。

中国本土最大級のアートフェアである「ウェストバンド・アート&デザイン」。その第6回目が、11月7日に開幕した。18ヶ国から108のギャラリーが参加する今回のフェアのハイライトを前後編で振り返る。

中国本土最大級のアートフェアである「ウェストバンド・アート&デザイン」。その第6回目が、11月7日に開幕した。18ヶ国から108のギャラリーが参加する今回のフェアのハイライトを前後編で振り返る。

オーストリア・ウィーンで開催中の展覧会「JAPAN UNLIMITED」の公認を、11月5日までに、在オーストリア日本大使館が取り消した。本展に参加するアーティストのひとりであり、ウィーンを拠点に制作活動を続ける丹羽良徳が、本件についてコメントを寄せた。

ReFreedom_Aichiは、11月8日に予定していた「あいちトリエンナーレ2019」への補助金不交付撤回を求める署名の提出を、急遽取りやめた。今回の決定について、ReFreedom_Aichiに参加するアーティストらが会見。また、提出に参加した有識者も会見を行った。

本日予定されていた「あいちトリエンナーレ2019」への補助金不交付の撤回を求める署名の提出が取りやめとなった。

ウィーンの展覧会「JAPAN UNLIMITED」が、在オーストリア日本大使館によって公認撤回された件に対し、参加作家のひとりである会田誠がTwitterで抗議の意を示した。

今年11月より、アート作品の輸入管理上の優遇措置を導入した「上海国際芸術貿易月間」がスタート。それを発起した「アート021 上海コンテンポラリー・アートフェア」は、11月7日〜10日に上海エキシビジョン・センターで開催される。今年第7回となるアート021の様子をレポートで紹介する。