これまで、若手アーティストたちとの展覧会「NAKAMA de ART」(帝国ホテルプラザ、2018)や個展「BOUM! BOUM! BOUM!」(IHIステージアラウンド東京、2019)を開催するなど、精力的に創作活動を行ってきた香取慎吾。2月6日、そんな香取が新たに青山学院大学に制作した壁画の除幕式が行われた。
壁画制作は、青山学院大学の新経営スローガン「Be the Difference」をテーマに、学生主導のアートプロジェクトとして発足。学生は1年半におよぶ準備期間を経て香取にオファーし、今回のコラボレーションが実現した。
完成した壁画は高さ約2.5メートル、幅約11.5メートルで、香取がこれまで制作した絵画のなかでも最大規模におよぶもの。香取は全体で11日間をかけ、無償で制作に取り組んだという。
ステンレスパネルの上に描かれているのは、傷ついたハートを取り囲む様々な色・かたちをした人型のモチーフ。これについて香取は「十人十色のかたちを描いていたら、百人百色でも良いのではないかと思い、全部で100体のモチーフを描きました」とコメントした。
また香取は2015年、パラリンピックサポートセンターに壁画を寄贈した経緯を踏まえて、「当時はパラリンピックやパラスポーツを描きたいと思っても、車椅子だけでなく色々なかたちがあることに気づき、そのときは描けなかった。でもそれから何年か経って、今回は人々の違いをすんなりと描くことができました」と心境の変化を語った。
なお、壁画の一般公開スケジュールはこちらから見ることができる。