
バールティ・ケールが見せる「精霊、モノ、場所」の交差点。ペロタン東京で開催中の日本初個展をチェック
インド拠点のアーティスト、バールティ・ケールの日本初個展「Djinns, things, places」(精霊、モノ、場所)が、六本木のペロタン東京で開催されている。ケールは本展を通して、インドにおいて恐れられると同時に称賛され、しばし見過ごされがちな独特の「神性」についてより一層深く掘り下げる。会期は12月15日まで。

インド拠点のアーティスト、バールティ・ケールの日本初個展「Djinns, things, places」(精霊、モノ、場所)が、六本木のペロタン東京で開催されている。ケールは本展を通して、インドにおいて恐れられると同時に称賛され、しばし見過ごされがちな独特の「神性」についてより一層深く掘り下げる。会期は12月15日まで。

ニューヨークを拠点として活動する集団「DIS」の結成メンバーのひとり、ローレン・ボイルによる特別公開講義が2019年1月20日、東京藝術大学で開催。この講義では、ポスト・インターネット時代におけるコンテンポラリー・アートについて語られる予定だ。

「Edo⇄2018 すみだ川再発見! ふねと水辺のアートプロジェクト」の第3弾として、アーティスト・鈴木康広の人気作品《ファスナーの船》が12月14日より運航される。2010年の瀬戸内国際芸術祭で、実際に船長が操縦する作品として公開され話題となった本作。今回の隅田川でのプロジェクトが、都市の「川」では初運航となる。日程は12月14日~28日(天候や川の状況により中止の場合あり)。

毎年12月に「MoMA Design Store」のオンラインストア限定で販売されるグッドデザイン雑貨の詰め合わせ「ハッピーバッグ」。今年は、1万円・2万円・3万円の3種展開であり、12月14日午前11時より購入可能となる。

海外で行われる過去最大のマンガ展「The Citi exhibition Manga」が大英博物館で開催。葛飾北斎や河鍋暁斎から、手塚治虫、鳥山明、尾田栄一郎など江戸時代から現在までのアーティストの作品が通覧できる。会期は2019年5月23日〜8月26日。

昨年、資生堂ギャラリーで開催されたshiseido art egg展が、当時まだ無名の新人作家にも関わらず、最長2時間待ちという驚きの集客を記録し、話題となった美術家の冨安由真。今回、東京・代官山のアートフロントギャラリーで開催される個展では資生堂ギャラリーで展示されたインスタレーションにアップデートを施した最新版とペインティング数点が発表される。会期は2019年1月11日〜2月3日。

Googleは、世界各国の美術館が所蔵する名画をデータベースとして掲載するアプリケーション「Google Arts & Culture」をアップデート。フェルメールの作品36点をARで鑑賞できる新機能を追加した。

10年以上にわたってブロンズ像《勝利した若者の像》の所有権を争ってきた、イタリア政府当局とアメリカのJ・ポール・ゲティ美術館。12月3日、イタリアの最高裁判所はJ・ポール・ゲティ美術館に作品の返還を命じる判断を下した。

12月11日、六本木の青山ブックセンター跡地に書店「文喫(ぶんきつ)」がオープンする。「本との新たな出会い」をテーマにした同店では、約3万冊の書籍を販売するほか、ひとりで本と向き合うための閲覧室、複数人で利用可能な研究室、喫茶室も併設される。

グラフィック関連事業を行うアメリカのPantone(パントン)が2000年より行ってきた「カラー・オブ・ザ・イヤー」。その2019年版が発表された。

美術家、ヘスス・ラファエル・ソト(1923〜2005)の個展が、表参道のエスパス ルイ・ヴィトン東京で開催中だ。本展は、フォンダシオン ルイ・ヴィトンによる「Hors-les-murs(壁を越えて)」プログラムの第6弾。フォンダシオン ルイ・ヴィトン所蔵のコレクションから、ソトの象徴的作品《Pénétrable BBL Bleu》(1999)のインスタレーションを見ることができる。会期は12月7日〜2019年5月12日。

12月9日までに終了する展覧会とスタートしたばかりの展覧会のなかから、とくに注目したい3つをピックアップして紹介。この機会をお見逃しなく。

東京・銀座のガーディアン・ガーデンで、第18回写真「1_WALL」グランプリを受賞した中野泰輔による個展「HYPER / PIP」が開催される。会期は2019年1月29日〜2月15日。

西洋古典から現代日本の廃墟・遺跡・都市をテーマとした作品を集めた展覧会が、渋谷区立松濤美術館で12月8日からスタート。「廃墟の美術史」をたどるという本展の様子をレポートでお届けする。

2017年7月22日から、石巻・牡鹿地区を中心に51日間にわたって初開催された、「アート」「音楽」「食」の総合祭「Reborn-Art Festival」。前回好評を博したこのフェスティバルの、第2回開催が決定した。会期は2019年8月3日~9月29日。

東京・本郷のトーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)で、2018年度から始まる「ACT」シリーズ。その第一弾として展覧会「霞はじめてたなびく」が開催される。佐藤雅晴、西村有、吉開菜央の3名が参加する本展の会期は、2019年2月23日〜3月24日。

ボストン現代美術館が新しい人事を発表した。最高執行責任者に任命された牧亜美は、約20年アメリカの美術館で役職に務め、美術館のコレクションや運営に関する活動を行ってきた経歴を持つ。

過去最多となる20点以上のグスタフ・クリムトの油彩画が揃う「クリムト展 ウィーンと日本 1900」。開催前からすでに話題を集めている同展に、新たにローマ国立近代美術館所蔵の《女の三世代》(1905)の出品が決定した。縦横約170cmの本作は、壁画などを別にすればクリムト最大の絵画のひとつ。今回が日本初公開となる。

パフォーマンスとニューメディアを融合させた表現の先駆者として知られるジョーン・ジョナス。そのパフォーマンス公演がロームシアター京都で(2019年12月12日)、個展が京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAで(12月14日〜20年2月2日)開催される。

栃木市のとちぎ蔵の街美術館で、市ゆかりの画家である田中一村と刑部人(おさかべ・じん)の展覧会「田中一村と刑部人 ー希望と苦悩のあいだー」が開催される。会期は2019年1月16日〜3月21日。