クレマチスの丘へミッフィーに会いに行こう。大人も子供も楽しめるディック・ブルーナの展覧会が、2館で同時開催
静岡・長泉町のクレマチスの丘にあるベルナール・ビュフェ美術館で「美術館に行こう! ディック・ブルーナに学ぶモダン・アートの楽しみ方」、ヴァンジ彫刻庭園美術館で「ミッフィーのたのしいお花畑 ディック・ブルーナが描くお花と絵本の世界展」の2つの展覧会が同時開催される。会期中はミッフィーが館内のいたるところに出現するほか、家族で参加できるイベントも多数開催。会期は4月20日〜9月29日。
![](https://bt.imgix.net/magazine/19524/main/1553229671510_e7a0407349ac3f8118d3d804bf151639.jpg?auto=format&fm=jpg&w=1472&h=828&fit=clip&rect=0,520,1500,843&v=16)
美術館や文学館、レストラン、庭園を有する静岡・長泉町の「クレマチスの丘」。今回、同敷地内のベルナール・ビュフェ美術館とヴァンジ彫刻庭園美術館で「クレマチスの丘へミッフィーに会いにいこう!」と題し、ディック・ブルーナの2つの展覧会が開催される。
ベルナール・ビュフェ美術館で開催されるのは、「美術館に行こう! ディック・ブルーナに学ぶモダン・アートの楽しみ方」。本展では、ブルーナの絵本『うさこちゃん びじゅつかんへいく』(1997)の内容に沿って、ミッフィーとともにビュフェ作品を楽しむことができる。
![](https://bt.imgix.net/magazine/19524/content/1553229813361_cfc5520f2d89829fbac9ba64072e9fb1.jpg?auto=format&fm=jpg&w=1920&h=1080&fit=max&v=0)
シンプルな線と色彩を用いた独自のスタイルの背景には、モダン・アートの影響もあったというブルーナ。いっぽうビュフェはブルーナと1歳違いで、第2次世界大戦後の具象絵画を代表するひとりとして知られている。本展では、オランダとフランスで同じ時代を生きたふたりが追い求めた表現をたどる。
そしてヴァンジ彫刻庭園美術館で行なわれるのが、「ミッフィーのたのしいお花畑 ディック・ブルーナが描くお花と絵本の世界展」だ。本展ではブルーナが描く「花」と「植物」に焦点を当て、作品の数々を紹介する。なかでも、絵本『はなのほん』(1975)は日本語版未刊行のもの。花の絵と名前のみで構成されたシンプルな同作からは、様々な想像をふくらませることができる。
![](https://bt.imgix.net/magazine/19524/content/1553229822952_5cc2ffc19561b4245d03c01241e35afa.jpg?auto=format&fm=jpg&w=1920&h=1080&fit=max&v=0)
また、ヴァンジ彫刻庭園美術館には「クレマチスガーデン」が併設。実際に絵本に登場する花を観察したり、芝生に寝転がったりと、五感で庭園を味わうことができる。
加えて両館では、ミッフィーに変身できる「みみ mi ミッフィー」などのワークショップが行なわれるほか、鑑賞シートやスケッチノートも配布予定。家族で参加できるイベントも開催され、大人も子供も、ミッフィーと一緒にクレマチスの丘を満喫することのできる内容となっている。