見里朝希(みさと・ともき)は1992年東京都生まれの映像作家。2016年に武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科を卒業後、18年に東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻を修了した。
グリム童話『オオカミと7匹の子ヤギ』を題材にした話題作『マイリトルゴート』は、見里が大学院の修了制作として、1年がかりで完成させたフェルト人形アニメーション作品。可愛らしいキャラクターを用いていながら、児童虐待などの社会問題に一石を投ずる同作は、第24回学生CGコンテストのアート部門・エンタテインメント部門の最終週賞のダブル受賞や、イタリアの「ASFF:As Film Festival 2018」の短編アニメーション部門最優秀賞など国内外で数多くの賞を受賞し、大きな話題となっている。
そして今回、同作が東京都写真美術館ホールで公開されることが決定。ロシアのパペット・アニメ『ホフマニアダ ホフマンの物語』とのカップリング上映となり、日露の最新パペット・アニメをまとめてチェックすることができる。