第25回

【シリーズ:BOOK】デジタル技術で変化した「写真」の枠組みを探る。清水穣『デジタル写真論』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2020年6月号の「BOOK」1冊目は、デジタル技術の進歩がもたらした「写真」という枠組みの変化を探る、清水穣『デジタル写真論』を取り上げる。

パンデミックで露呈する監視システム:!メディアングルッペ・ビトニックの活動から考えるポストコロナ時代の自由

新型コロナウイルスの影響で、平時では行われないような個人の健康、身体の監視と検査が広がる今日。このウイルスによって様々な監視システムが次々と露呈したが、それを無自覚に受け入れてしまっている人も少なくないだろう。この現況を危ぶみ、今日は政府による管理システムやサイバーセキュリティなど、インターネットに関わる様々な社会問題を主題とするアーティストデュオ「!メディアングルッペ・ビトニック」を取り上げたい。社会学者の毛利嘉孝がその活動を論じ、ポストコロナ時代の自由を考える。

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美術館再開をめぐって──学芸員の備忘録

緊急事態宣言が解除され、続々と再開されている各地の美術館・博物館。しかし各館には新型コロナウイルス感染防止対策が求められ、その対応は様々だ。ここでは、5月8日に再開した和歌山県立近代美術館を例に、同館学芸員・青木加苗による備忘録をお届けする。

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