激動の時代「平成」の30年間を、化粧文化という視点から回顧する書籍『平成美容開花』が、ポーラ文化研究所より10月20日に刊行される。
ポーラ文化研究所は、化粧を美しさの文化としてとらえ、学術的に探求することを目的として、1976年5月15日に設立。以来、日本と西洋を中心に、化粧文化に関わる資料の収集と調査研究を行っている機関だ。国内外の美術館への展示協力や、現代の化粧・美意識やライフスタイルに関する調査の実施・公開のほか、2005年には化粧文化の専門図書館「ポーラ化粧文化情報センター」、18年よりインターネットから所蔵資料を検索・閲覧できる「化粧文化データベース」を運営している。
本書では、平成30年間の社会的な出来事とともに、化粧・美容のトレンドを紹介。女性雑誌の美容記事から読み解いた独自分析や、ポーラ文化研究所が長年実施している美容意識調査のデータ分析も掲載されている。
また、平成のトレンドメーク再現、アイメーク変遷など、写真やイラスト等のビジュアルで平成30年間の変化を回顧。改元直後に調査した、これからはじまる令和の化粧への意識も収録しており、今後の化粧文化を考えるうえでも貴重な資料と言えるだろう。