川島小鳥が切り取る“境界の一瞬”

1人の少女を撮り続けた写真集『未来ちゃん』や、台湾を拠点に撮影した『明星』で知られる写真家・川島小鳥。初となる大型個展「境界線で遊ぶ」が、金津創作の森(福井)で開催された。

INSIGHT

福島県で暮らし、見つめるメディアの過去、現在、未来。 竹内公太インタビュー

メディアの性質に着目しながら、近代史や個人の記憶をテーマとした作品を発表している、1982年生まれの竹内公太。東日本大震災による事故後に東京電力福島第一原子力発電所の作業員として勤務した後、発電所内のライブカメラを指差す姿が話題となった「指差し作業員」についての展覧会を開催し、注目を集めた。SNOW Contemporary(東京・六本木)で3月4日まで開催された個展「写真は石碑を石にする、それでも人は」にあたり、出品作やこれまでの活動について聞いた。

INTERVIEW

第12回

絵画は誰のものだろう 「だれかのなにか」展

絵画作品を数多く手がける名知聡子と西山弘洋が、グループ展「だれかのなにか」を今年1月に名古屋市民ギャラリー矢田で開催した。来場者からモチーフとなる写真を提供してもらい、それらのイメージをもとに2人の画家が会期中にアクリル壁にペインティングをしていく本展を、鈴木俊晴がレビューする。

アートの秘密を解き明かす!?  3月号新着ブックリスト

『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2017年3月号では、これまで語られてこなかった作品、美術界の舞台裏など、美術界の様々な謎や秘密にアプローチする4冊をを取り上げた。

INSIGHT

PREMIUM

日本のガウディと呼ばれる男。建築家・梵寿綱インタビュー

1983年、早稲田大学前にそびえる奇怪な集合住宅「和世陀」(わせだ)をつくった建築家・梵寿綱(ぼん・じゅこう)。アーティスティックな彼がつくる建物は、いまなお斬新で、生命力にあふれている。梵寿綱とはいったい何者なのか。彼の言葉を通して、その迷宮の扉が開く。

INTERVIEW